トレーラーを移動し静岡支部の準備完了

2023.05.21

5月20日に、静岡災害拠点で特定非営利活動法人キャンパー様のご協力で事務所として活用させていただいていたキャンピングトレーラーを、支部を設置する富士市に移動させました。

設置後のキャンピングトレーラー。

今回、3者のサポートを受けてこのトレーラー移動が実現しました。

まずは、災害支援活動に続き、支部設置に関してもトレーラーの無償貸与にご協力いただいたNPOキャンパー様です。
災害の備えと平時の寄付車での支え合い活動をトレーラーで支えていただけることになりました。

NPOキャンパー代表の飯田さん(左)。4月に活動報告で訪問させていただいた際に撮影。NPOキャンパー様のご協力のおかげで静岡支部設置が具体的に推進させることができました。

次にNPOキャンパー様にご紹介いただいた静岡市内のキャンピングカー中古車専門店の「Cheered RV」様。
今回、トレーラーを牽引するヘッド車両をお貸しいただきました。
活動中もトレーラーに関する様々な相談にとても丁寧にのっていただき本当に助かりました。

最後にOPEN JAPANのバンちゃん(萬代さん)です。
技術系支援のスペシャリストであり、牽引免許ももちろん所持していて今回の運搬を快く引き受けてくださいました。

OPEN JAPANのバンちゃんと、Cheered RV様にお借りしたヘッド車両のFJクルーザー。
静岡支部の森さんは機械や建築に関わるキャリアもあり、今回のプロジェクトリーダーとして様々な調整を担当してくれました。Cheered RVの石坂店長やバンちゃんとの打ち合わせなども的確に対応してくれてとても頼もしかったです。森さんが登場する『災害対応人材BANK』の映像もぜひご覧ください。

無事、新支部の場所にトレーラーを運び込むことができました。

静岡支部にトレーラーが届いた様子。


バンちゃんには支部看板設置の設営にも協力いただきました。


事務所としての準備も整いました。

無事電気も付きました。

あとは、22日のOPENを待つのみとなりました。

特定非営利活動法人キャンパー様、Cheered RV様、OPEN JAPANのバンちゃん、他にも今回の車の移動に協力いただいた方々がいらっしゃいます。
ご協力、ありがとうございました。

2023 年春の学生整備プロジェクトを開催しました

2023.05.16

今年は例年に比べ、全国的に桜の開花が早かったですね。

例年は桜が満開のタイミングでの実施となっていた

石巻専修大学 ✕ 日本カーシェアリング協会 の共同プロジェクト

『学生整備プロジェクト』ですが、今年は桜が散った後の4月19日~21日での開催となりました。



さて、この「学生整備プロジェクト」は石巻専修大学 機械工学科自動車コース

授業の一環として年2回、春と秋のタイヤ交換シーズンに合わせて

大学、各メーカー様の協力のもとに実施しています。


前回の開催の様子はこちら


プロジェクトへの参加はコミュニティ・カーシェアリングで使用している車両や

ソーシャル・カーリースでご利用の方々を中心に、村上や静岡の災害で使用して、

石巻に戻ってきた車両などが中心でした。


これらの車をスタッドレスタイヤからノーマルタイヤへの交換作業・オイル交換をメインに、

車の状態に応じてワイパーやバッテリーのチェック・交換などの日常点検などをおこないます。


そしてこのプロジェクトで使用するタイヤ、ホイール、エンジンオイルやバッテリー、ワイパーなどの各種カー用品は、

協会の活動主旨に賛同いただいたメーカー様よりご協賛いただいております。

◆協賛いただいた企業さま◆
日本ミシュランタイヤ株式会社 さま        横浜ゴム株式会社 さま

株式会社ハンコックタイヤジャパン さま      PIAA株式会社 さま    

ルート産業株式会社 さま             三共油化工業株式会社 さま      

パナソニックカーエレクトロニクス株式会社 さま  中央精機株式会社 さま

中央精機東北株式会社 さま            株式会社ウェッズ さま




今年は4年生7名と3年生12名の合計19名が

50台の車のタイヤ交換・点検作業をおこないました。

今回はルート産業様と三共油化工業様が様子を見に専修大にお立ちよりくださいました!



初日の19日は3年生が作業を行いました。

3年生は今回が初めての作業です。

先生方に指導されながら一生懸命に作業に取組んでいました。


2日目、3日目は4年生が作業を行いました。

4年生は今回で3回目となります。

ガソリンスタンドやカー用品店でアルバイトをしている学生もいて

作業の指示を出したりと、とてもいいチームワークで1台ずつしっかりと作業を行ってくれていました。



ワイパーのはけが悪くなっているものはワイパー交換を行います。

こちらはPIAAさまに協賛いただきました。


バッテリーが弱っているものはバッテリー交換を行います。

悪戦苦闘しながらもなんとか装着…!

こちらはパナソニックカーエレクトロニクスさまにご協賛いただきました。


オイル交換にプラスしてオイルフィルターの交換も行います。

オイルはルート産業さまと三共油化工業さまにご協賛いただきました。


そしてずらっと並ぶ装着されたタイヤ。

タイヤは、日本ミシュランタイヤさまからノーマルタイヤ6台分(24本)と

横浜ゴムさまからノーマルタイヤ35台分(140本)、

ハンコックタイヤジャパンさまからノーマルタイヤ10台分(40本)、

をご協賛いただきました。

また、今シーズンより災害時の連携協定を締結した中央精機株式会社さま、

中央精機東北株式会社さま、株式会社ウェッズさまより平時の連携として

学生西部プロジェクトの趣旨にご賛同いただき、ホイールのご協賛を3台分いただきました。



多くの製品をご協賛いただきありがとうございました!


石巻専修大学のプロジェクト紹介ページで学生のコメントがありましたので紹介します。

【参加した学生のコメント】

■渡邊 竜馬さん(理工学部機械工学科4年次・宮城県岩ケ崎高校出身)

学生整備プロジェクトの参加は3回目。あらためて、車を使用する”お客様”の気持ちを考える事が重要だと思いました。

私は本当に車が好きで、暇さえあれば車の事しか考えてないような人間ですが、車を使用する人全員が車に興味があるわけではなく、生活の”便利なツール”として捉えている方も多いと思います。そのような方々にも整備内容や作業の必要性を伝えて納得していただくことが整備士として大事なことだと考えています。今はハイブリッドやEVがクルマの主流になりつつあるので、それらに対する知識を身につけ、 ユーザーの方に信頼される整備士になりたいです。


■永澤 和仁さん(理工学部機械工学科4年次・宮城県工業高校出身)

前回同様、車両のタイヤ・オイル交換、消耗品の点検・交換を行いましたが、3年次の時よりも格段に作業スピードが早くなり、確実な作業を行えるようになったと成長を実感しました 。

さらに、今年は卒業研究として、省燃費自動車の研究をはじめました。昨年度の大会で優勝したマシンを改良し、さらに燃費とマシンの耐久性を向上させ、今年の大会でも連覇できるように取り組んでいます。

将来は、本プロジェクトや卒業研究での経験をいかして、内定をいただいた企業で自動車の品質管理を行いたいと考えています。整備の時に感じた事をフィードバックして品質改善に繋げたいです。

石巻専修大学HP 【機械工学科】学んだ知識・技術をいかし社会貢献「学生整備プロジェクト」より

また、当日の様子を石巻かほくさんに取材いただきました。

4月27日 石巻かほく掲載 「石巻専修大生、点検整備で社会貢献 日本カーシェア協の所有車50台」


また秋のプロジェクトでお会いしましょう!

ご協賛いただきました企業の皆さま、学生の皆さん、

本当にありがとうございました!

石巻信用金庫様の寄付金贈呈式が執り行われました

2023.03.23

3月23日、石巻信用金庫様からの寄付金贈呈式が執り行われ、明石理事長直々に目録を贈呈していただきました。

明石理事長からは、この度の支援の理由として、協会が行う活動が信用金庫のもつ相互扶助の理念と合致していることや、東日本大震災で沢山の支援を受けた石巻から全国へ恩返しをしていく、という観点から、全国に広がりつつある協会の活動をみて支援がふさわしいと判断したというお言葉をいただき、胸が熱くなりました。

また、石巻信用金庫様より、当会との取り組みに関して”令和4年度 地方創生に資する金融機関等の「特徴的な取組事例」”として、地方創生担当大臣から表彰を受けたこともご報告いただきました。

また、石巻信用金庫様より、当会との取り組みに関して”令和4年度 地方創生に資する金融機関等の「特徴的な取組事例」”として、地方創生担当大臣から表彰を受けたこともご報告いただきました。そういった連携が全国の金融機関の好事例として取り上げていただけたこと、非常に嬉しく思っています。

今回いただいた寄付金は、私たちの支援活動の財源として、大切に活用させていただきます。石巻信用金庫様、この度は本当にありがとうございました。

2022 年秋の学生整備プロジェクトを開催しました

2022.12.15

本格的に雪の時期となりましたね。

1か月ほど前になりますが、石巻でもクルマの冬支度。


恒例となっている 石巻専修大学 ✕ 日本カーシェアリング協会 の共同プロジェクト

『学生整備プロジェクト』を11月16日~18日の3日間にわたり開催しました。

さて、この「学生整備プロジェクト」は石巻専修大学 機械工学科自動車コース

授業の一環として年2回、春と秋のタイヤ交換シーズンに合わせて

石巻専修大学の協力のもとに実施しています。


事前にユーザーさんと時間の調整をおこない、

コミュニティ・カーシェアリングで使用している車は地域のボランティアドライバーさんが、

ソーシャル・カーリースでご利用の方々はユーザーさんが

直接専修大学にお越しになります。


それらの車両に加えて、今年はちょうど大崎の水害で活用していた車両も

石巻に戻ってきていたので、災害時に活用していた車もありました。


これらの車をノーマルタイヤからスタッドレスタイヤ交換に交換する作業をメインに、

オイル交換・オイルエレメント交換、ワイパーやバッテリーのチェックなど

の日常点検などをおこないます。


そしてこの点検・整備に欠かせないスタッドレスタイヤとホイール、

エンジンオイルやバッテリー、ケミカル用品、ワイパー…などなどの各種用品は、

協会の活動主旨に賛同いただいたメーカー様よりご協賛いただいております。


◆協賛◆

日本ミシュランタイヤ株式会社 さま        横浜ゴム株式会社 さま

PIAA株式会社 さま                 ルート産業株式会社 さま            

三共油化工業株式会社 さま      パナソニックカーエレクトロニクス株式会社 さま



今回は春に引き続き、4年生10名と3年生7名の合計17名が

59台の車のタイヤ交換・点検作業をおこないました。



初日の16日は3年生が作業を行いました。

ガソリンスタンドでアルバイトしている生徒もいて、

上手に作業をリードしたり、学生同士が教えあう姿も印象的でした。


2日目、3日目は4年生が作業を行いました。

4年生はこれで4回目。

このプロジェクトが終われば一気に国家試験に向けて

勉強、勉強の日々です!


さすがに4回目ともなる作業手順もしっかりと頭に入っており、

とてもいいチームワークで1台ずつしっかりと作業を行ってくれていました。

ワイパーのはけが悪くなっている車はワイパー交換を。

こちらはPIAAさんに協賛いただきました。

冬はオイル交換にプラスしてオイルフィルターの交換も行います。

こちらもPIAAさんにご協賛いただきました。

そして、ルート産業さん・三共油化工業さんにご協賛いただいた

エンジンオイルを入れています。


スタッドレスタイヤとホイールは

日本ミシュランタイヤさんからスタッドレスタイヤ4台分(16本)と

横浜ゴムさんからスタッドレスタイヤ30台分(120本)、ホイール13台分(52個)

協賛いただきました。




石巻専修大学のプロジェクト紹介ページで学生のコメントがありましたので引用して紹介します。

【参加した学生のコメント】

■植木 貴之さん(理工学部機械工学科4年次・石巻工業高等学校出身)
「学生整備プロジェクト」は、今回で4回目の参加となります。今回整備する車は、実習で使用している車とは異なり、実際に日々の生活で使用されている車なので所有者の気持ちになって一つひとつ丁寧に整備しました。担当したタイヤ交換作業では、作業の抜け漏れが無いよう確認表をチェックしながら、慎重に作業を進めました。卒業後は石巻専修大学で得た知識、技術を生かし自動車整備士として働く予定です。

■鈴木 秀茉さん(理工学部機械工学科4年次・石巻商業高等学校出身)
自動車整備は確認する工程が多いので、締め付けトルクの点検や確認項目の抜けが無いよう慎重に作業を進めました。今回の「学生整備プロジェクト」は、実際に日々動いている車を整備するので、座学では学べないことをたくさん学ぶことができます。自動車の整備作業は、自分の手でやらないとわからないことが多いので実際に動いている車の整備に携われる「学生整備プロジェクト」は貴重な体験だと思います。

今シーズンも協賛いただきありがとうございました!

ロータスクラブ会員様向け特設ページ

2022.10.19

全日本ロータス同友会宮城県支部と日本カーシェアリング協会の協定について 

2022年10月4日、全日本ロータス同友会宮城県支部と日本カーシェアリング協会は「自動車を活用した支援活動への協力に関する協定」を締結しました。

協定式の様子



協定書では協会が行う車を活用した社会貢献活動のうち、以下の点でロータス同友の皆さまからご協力をいただくことを明記いただきました。*協力については任意です


・車両の提供(寄付)
・提供車両及び日本カーシェアリング協会が所有する車の整備協力
・関連企業などへ向けた車の寄付の呼びかけ協力


協会が行う事業は、災害支援、経済的な事情から車を維持することが難しい方への支援、移動に問題を抱える地域コミュニティ支援など、全て寄付いただいた車を活用して行っています。
同友の皆さまでお持ちのお車のうち、提供可能なお車がございましたら、是非寄付に関してご検討をいただければ幸いです。



日本カーシェアリング協会へのお車の寄付について

募集している車の種類

軽自動車、普通車問わず四輪車


車の条件

・安全な走行に支障がない車(オイル漏れ、エンジン・足回りの不調などがない)
・快適に走行できる車(エアコン不調や窓の開閉不調などがない、禁煙車)
・装着タイヤのスリップサインが出ていない
・寄付後の車の使途や廃車のタイミングを協会に一任いただけること
※車検期間の残りや協会の車の保有状況によっては、条件を満たしている場合でもリサイクル寄付をご提案させていただく場合があります。

お車の寄付の流れ

1.フォーム、またはお電話(0225-22-1453)にてお問い合わせ
 (その際、「ロータス○○」と同友であることをお伝えください。)
2.協会より寄付・名義変更に関する書類の送付
3.ご提供者様にて書類の記入・準備
4.運搬日程の調整
5.運搬*  (ボランティアさんによる運搬も可能です。詳細は後述。)
6.協会拠点に到着後、速やかに名義変更。協会から名義変更完了報告を実施。
7.感謝状の送付

その他詳細はこちらのページからご確認いただけます。
車の寄付紹介ぺージ https://www.japan-csa.org/benefaction/car.php





これまで宮城県の同友の皆さまからいただいたお車のご紹介

2022.8.10 丸運佐々木自動車様からのお車の寄贈の様子 ライフディーバ
2022.9.21 アイセイオート様からのお車の寄贈の様子 モコ
2022.10.20 クロサキ自動車様からのお車の譲渡の様子 ワゴンR

日本カーシェアリング協会について

2011年4月、東日本大震災後の宮城県石巻市で設立された非営利団体。自動車の寄付を募り、仮設住宅の住民で車を共同利用するカーシェアリングを開始。今までに延べ680台超の車の寄付が集まっており、その車を活用し、災害時の車の無償貸出支援の他、コミュニティ・カーシェアリングの普及促進や、生活困窮者・NPOへの寄付車の貸出支援活動などを行っている。

日本カーシェアリング協会の事業概要とSDGs関連図

お問い合わせ

一般社団法人日本カーシェアリング協会 
住所:宮城県石巻市駅前北通り1丁目5-23

HP:https://www.japan-csa.org/
電話:0225-22-1453 FAX:0225-24-8601
メール:teikyou@japan-csa.org
担当:石渡
(いしわたり)