
5月のメディア掲載をお知らせいたします。
今月もたくさんご取材いただきありがとうございました。
5月6日 Web東奥掲載 秋田県内初、被災地の生活復旧に役立つ日本カーシェアリング協会の「災害時返却カーリース」を、秋田信用金庫に6台納車しました。
5月25日 日本経済掲載 JU岩手、災害時の車貸与でカーシェア協会と協定
5月27日 ゴム放置新聞 横浜ゴム、日本カーシェアリング協会へタイヤ寄贈
5月27日 ゴム放置新聞 横浜ゴム、日本カーシェアリング協会へタイヤ寄贈
5月のメディア掲載をお知らせいたします。
今月もたくさんご取材いただきありがとうございました。
5月6日 Web東奥掲載 秋田県内初、被災地の生活復旧に役立つ日本カーシェアリング協会の「災害時返却カーリース」を、秋田信用金庫に6台納車しました。
5月25日 日本経済掲載 JU岩手、災害時の車貸与でカーシェア協会と協定
5月27日 ゴム放置新聞 横浜ゴム、日本カーシェアリング協会へタイヤ寄贈
5月27日 ゴム放置新聞 横浜ゴム、日本カーシェアリング協会へタイヤ寄贈
<主なTopic>
・新規拠点を設置し、アライアンスを広げる
・災害時返却カーリースリニューアル
(平時&災害時の利用者の声動画もできました)
・秋田信用金庫で6台の災害時返却カーリース
・JU岩手と協定締結
・「災害時のクルマ被災をどうするか?」分科会報告
・日本ミシュランタイヤ様の会合で活動を紹介
・宮城・福島沖地震支援-軽トラ貸出延長-
・学生整備プロジェクト
・カーシェア会動画紹介「葛川いきいきサークル」
・メディア掲載
・スタッフ募集
・編集後記
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◆新規拠点を設置し、アライアンスを広げる
────────────────────────
先週も大きな地震があり、今週はスコールのような
雨が各地で降りましたね。
今年に入ってから、私たちは優先して災害に備える
取り組みの準備をしてきました。
そのうちいくつか発表できるようになりましたので、
今日はそれらを中心にご紹介します。
**
この春から2年間、トヨタ・モビリティ基金様の支援を
受けて災害時に対応するための体制を強化するために
「新規拠点の設置」と「モビリティ・レジリエンス・
アライアンス拡大」等の取り組みを集中的に行います。
なんと、新たな拠点設置に必要な経費やアライアンス
拡大に必要な経費をトヨタ・モビリティ基金様に
ご支援いただけるのです。すごいですよね。
なので、貸出拠点の設置もアライアンス締結を
加速させることができます。
具体的には2年間で新たに3つの貸出拠点を整備し、
8団体のアライアンスを50団体にまで広げることを
目指します。
東日本大震災規模の災害が起きても対応できる
仕組みを作ると明言した限り、相当の動きが
必要なことは覚悟をしています。まずはこの目標
をしっかりやり遂げたいと思います。
貸出拠点に設置に協力いただけたり
アライアンス(協定締結)に関心を持っていただける
自治体・企業・団体を募集してますので、ぜひとも
お声がください。また、ご紹介もお願いします。
1件1件丁寧に打合せしながら、今できる必要な備えを
共に築けたらと思います。
*プレスリリースで発信しました*
「災害時のクルマ被災」のための支援拠点の設置、
アライアンス拡大に参画する自治体・企業・団体募集
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◆災害時返却カーリースリニューアル
(平時&災害時の利用者の声動画もできました)
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災害時に被災地へクルマを迅速に集めるための核となる
動きの一つが「災害時返却カーリース」を普及させる
ことだと私たちは考えています。
このカーリースが広がれば、災害時に被災地に迅速
に車を集めることができるようになります。実際、
今対応中の相馬でも昨年の九州の水害でも返却された
車が初動で大活躍しました。
現時点で、この仕組みで全国に配備された車は約50台。
でも、これでは足りない。
私たちはこの仕組みを広めるために利用者アンケートを
実施し、皆様のご意見を基にサービス内容をリニューアル
しました。
主な改定ポイントは3つ。
・改定点1
故障修理の負担がなくなりました。
(これまでは利用者負担、これからは協会負担)
ㅤ
・改定点2
途中解約の違約金の負担額が小さくなりました。
ㅤ
・改定点3
災害支援団体が支援時にリース車両を使う時は
期間限定で利用料が無料になります。
一番のポイントは1つ目の故障修理を協会負担で
行うという点です。これは、寄付で集めた古い車を
扱う私達にとって非常に勇気のいる決断でした。
いろんなリスクが考えられるからです。
でも、利用いただく方が安心して利用いただける
ものにしない限り、この仕組みは広がらず、
いつまでたっても災害時の備えができないのでは
この取組を行う意味がないと思い、清水の舞台
から飛び降りる気持ちでまずは挑戦してみること
にしました。
以下新しくなったチラシです。
(災害支援団体用と2種類あります)
災害時返却カーリースチラシ
災害時返却カーリースチラシ(災害支援団体用)
そして、
【災害時返却カーリースの動画ができました】
仕組みをわかりやすく解説し、更に
平時と災害時の利用者の声が紹介されています。
ぜひ、ご覧いただければと思います。
そして、災害時返却リースをご検討いただければ嬉しいです。
↓こちらから動画を閲覧ください↓
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◆秋田信用金庫で6台の災害時返却カーリース
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上記、災害時返却カーリースが秋田信用金庫で6台
4月下旬に導入いただきました。
秋田で災害が起こればすぐに6台は支援用に確保
できるようになりました。
もし、秋田で災害が起ったら、車の手配など大変
なことが想定されますが、この6台で最初の動きを
始められるだけで現場の動きが変わってきます。
ここに至るまでには、私どもの活動を信金中央金庫様が
長期にわたり応援頂いていて、地道なご紹介の中で
このような形になりました。本当に感謝です。
現地で行ったセレモニーの様子を報道各社に ご紹介いただきました。
5/13 日刊自動車新聞 災害時返却カーリース、秋田信金が県内初導入
5/20 朝日新聞 災害時はすぐ返却、被災地へ 支援用カーリース普及へ秋田信金が契約
嬉しいことに、その後秋田市内で別の企業からも
災害時返却カーリースの申し込みがありました。
こうやって少しずつ備えが広がればいいなと思ってます。
────────────────────────
◆JU岩手と協定締結
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さて、冒頭にも触れたアライアンスについて
今年最初の協定が隣県の岩手で締結できました。
締結させていただいたのは中古車販売店の業界団体
である岩手県中古自動車販売協会様・岩手県中古
自動車販売商工組合様(総称してJU岩手)です。
岩手県って四国と同じくらい大きいってご存じですか?
2016年の岩泉町の水害の対応でその広さを思い知りました。
隣県といえど石巻から車を運び対応するのは本当に大変でした。
それが、今回の協定で、災害時にはJU岩手様から
会員に車の寄付の呼びかけていただけることになり
現地でのクルマの確保が非常にスムーズになります。
3月にご提案させていただいて以来
小原会長と五十洲専務に石巻までご足労いただく等し
打合せを重ねさせてきました。
小原会長は東日本大震災の経験から
約1週間非常用の電源を確保できる車を開発する等
災害に関して問題意識をお持ちで、今回の連携に
ついても非常に熱心に向き合ってくださいました。
締結式の様子は地元のテレビ岩手でご紹介いただき
ましたので動画で様子をご覧ください。
昨年協定を結んだJU宮城様からの紹介や
JU本部様が3月に各支部に当協会の活動をご紹介
頂いたことが今回の連携の後押しとなりました。
心より御礼申し上げます。
今回のJU岩手様の動きを一つの契機に他のJU各支部様や
他にも企業・団体の皆様ともアライアンスを広げて
いけたらと思っています。
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◆「災害時のクルマ被災をどうするか?」分科会報告
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5月13日に「第6回 災害時の連携を考える全国フォーラム」
にて「災害時のクルマ被災をどうするか?」というテーマ
の分科会を実施しました。
コーディネーターに共同通信の所澤様に協力いただき
パネリストにオートバックスセブンの黒沢様、トヨタ自動車
の諸留様、岡山県の横田副知事と共に私の方で登壇させて
いただきました。
これが本当に内容の充実した分科会となりました。
実際に話を聞くって大事だなって思いました。
今回登壇いただいた皆さまのことはもちろん存じ上げて
いましたが、いざお話を聞くと「なるほど」とか
「そうだったんだ」と思うことが色々ありました。
例えば、オートバックスセブンの黒様部長から
連携するメリットについての質問に対して
次のようなお話がありました。
「企業が支援しようとした際、現地でどのような活動を
するか分からない中で判断するのは時間がかかるのですが、
日本カーシェアリング協会さんと連携するということを
決めておけば、『日本カーシェアリング協会さんが
動けば私たちも動く』というシンプルなジャッジが出来ること、
これが非常に大きいことだと思っています。」
これを伺った時、当然ですが私たち自身の現地での判断
と対応についての私たちの役割と責任を改めて認識する
ことができました。
参加された方のすべてが満足したと回答いただいた
この分科会のエッセンスのみ抜粋したものになりますが
分科会の報告を下記にまとめましたので、
よろしかったらご覧ください。
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◆日本ミシュランタイヤ様の会合で活動を紹介
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5月11日~13日の3日間、MRアライアンスのメンバーでも
ある日本ミシュランタイヤ様が横浜で行われた
ディーラー様やユーザー様との会合にて当協会の
活動をご紹介いただき、災害支援活動への参画の
呼びかけにご協力いただく機会をいただきました。
結果、車の寄付の呼びかけや災害時返却カーリースの
利用などに協力いただける新たなご縁を新しい地域で
得ることができました。
アライアンスのメンバーの皆様ともこういった形で
支援の輪を広げる活動を共に行えること、
本当に嬉しく思います。
────────────────────────
◆宮城・福島沖地震支援-軽トラ貸出延長-
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5月9日まで予定していた相馬で行っている軽トラック
の貸出支援ですが、延長して支援を続けております。
一旦5月31日までとしましたが、それも更に延長する
方向で調整しています。
想定した以上にニーズがあり、軽トラックは常に活用
されている状況にあります。
活用の様子を紹介しております。
facebook:南相馬の災害支援チーム「このゆびとまれ」に協力
facebook:相馬での活動の様子
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◆学生整備プロジェクト
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毎年の恒例の石巻専修大学でのタイヤ交換を
4月20日~22日にかけて行いました。
今回は4年生10名と3年生7名の合計17名が
70台の車のタイヤ交換を行ってくれました!!!
学生のみんな、3日間がんばってくれてありがとうございます!
学生整備プロジェクトの開催にあたっては今年も
様々な用品メーカー様にご協賛いただきました。
心より御礼申し上げます。
<ご協賛いただいた企業様>※五十音順
三共油化工業株式会社様
株式会社ジョイフル様
日本ミシュランタイヤ株式会社様
パナソニックカーエレクトロニクス株式会社様
PIAA株式会社様
横浜ゴム株式会社様
ルート産業株式会社様
<報道でご紹介いただきました>
4/29 石巻かほく
安全願い自動車整備 石巻専修大生、日本カーシェア協とタイアップ
5/27 ゴム報知新聞
横浜ゴム、日本カーシェアリング協会へタイヤ寄贈
(乗用車タイヤ80本とホイール36本)
────────────────────────
◆カーシェア会動画紹介「葛川いきいきサークル」
────────────────────────
前回から各地のカーシェア会の様子を
動画で1地域ずつ紹介しています。
第2回は滋賀県大津市葛川地区の
「葛川いきいきサークル」です。
葛川地区は自然豊かで美しい山間部にあり
関西ですが冬になれば石巻よりも雪が降る位
山深い地域であります。
導入当初は、バスの本数が少ないことが課題で
その補足的な役割として活動が開始されました。
その後デマンドタクシーが導入され交通環境
は大幅に改善されましたが、デマンドタクシー
で行けない場所への移動に利用されるように
なりました。
状況に応じて柔軟に役割を変えて活動が行われて
いる皆さんの活動の様子をぜひご覧ください。
────────────────────────
◆スタッフ募集
────────────────────────
<車を活用した地域づくりコンサルタント>
https://partner.jica.go.jp/RecruitDetail?id=a0L2t000003kOabEAE
<災害支援事業>
災害時にクルマで困らない社会の仕組みを一緒に作りましょう。
https://partner.jica.go.jp/RecruitDetail?id=a0L2t000002gJ6OEAU
<非営利組織のマーケティング>
https://partner.jica.go.jp/RecruitDetail?id=a0L2t000002gkBIEAY
<整備兼カーサポート>
https://partner.jica.go.jp/RecruitDetail?id=a0L2t000002gTFMEA2
────────────────────────
◆編集後記
────────────────────────
気がつけば、なんか今日のメールニュース
いつも以上に量が多くなってしまいましたね。
いつも量が多めなのは自覚してますが、
伝えたいことが多く、長くなりがちです。
離脱者多かったのではと思います。
この編集後記までたどり着いた方いらっしゃれば、
本当に感謝です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇発行元◆◇
一般社団法人日本カーシェアリング協会
吉澤武彦
〒986-0813
石巻市駅前北通り一丁目5番23号
TEL 0225-22-1453 FAX 0225-92-7820
E-mail:info@japan-csa.org
HP:https://www.japan-csa.org/
TW:http://twitter.com/#!/JapanCarSharing
FB:http://www.facebook.com/japancsa
5月13日(金)、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)主催「第6回 災害時の連携を考える全国フォーラム」にて、日本カーシェアリング協会企画の分科会を一般財団法人トヨタ・モビリティ基金様のご協力をいただき、オンラインで開催しました。「モビリティ・レジリエンス ~災害時のクルマ被災をどうするか?~」をテーマに、日頃からご協力いただいている以下の方々にご登壇いただき、各自の取り組み紹介及びパネルディスカッションを行いました。
コーディネーター:所澤新一郎様(一般社団法人共同通信社 気象・災害取材チーム長)
パネリスト:黒沢康孝様(株式会社オートバックスセブン 広報・IR部長)
諸留逸様(トヨタ自動車株式会社 社会貢献推進部 主幹)
横田有次様(岡山県 副知事)
吉澤武彦(一般社団法人日本カーシェアリング協会 代表理事)
冒頭、「災害でクルマを被災された方々の言葉」と題した動画を上映し、実際にクルマを被災された方の生の声からクルマ被災の現状を知っていただきました。
続いて、コーディネーターを務める共同通信社 所澤様より、過去の災害時の状況からクルマが被災されたことで起こる被災者の抱える問題、クルマ被災のデータ不足についての問題提起等いただきました。また、日本カーシェアリング協会が行う被災地でのクルマ無償貸出しについて写真を使って紹介いただきました。
その後、各パネリストからの取り組みを紹介しました。日本カーシェアリング協会 吉澤からは、災害時にクルマで困らない仕組みを作るモビリティ・レジリエンス(災害時に被災地で行うクルマの無償貸出し支援)を紹介。そして、災害が発生した際迅速に支援を進めるための3つの行動「災害時返却カーリース*1」「モビリティ・レジリエンス・アライアンス*2」「拠点の設置」について説明を行いました。
*1 https://www.japan-csa.org/blog/archives/2738
*2 https://www.japan-csa.org/action/mobility.php
岡山県 横田副知事からは、当協会と連携を始めたきっかけである2018年7月西日本豪雨での当時の状況、また、その後の連携協定締結に至った背景をご紹介いただきました。
オートバックスセブン 黒沢様からは、過去の災害にて日本カーシェアリング協会へ車両寄付・運搬・整備の支援を行った事例紹介、そして、連携協定締結の背景についてご紹介いただき、「今後はモビリティ・レジリエンス・アライアンス加盟の企業及び自治体と情報交換を行い災害支援を進めていきたい」と語っていただきました。
トヨタ自動車 諸留様からは、日本カーシェアリング協会とトヨタ・モビリティ基金との関りと、自社で取り組まれている「トヨタ災害復旧支援」についてご説明いただきました。
後半のパネルディスカッションでは、コーディネーターの所澤様が進行役となり、パネリストの皆様へ「災害支援における連携」を軸により具体的な質問を投げかけることで、とても貴重な意見が飛び交いました。
岡山県 横田副知事からは、「自治体という立場で、日本カーシェアリング協会とその活動に対し、率直にどんな印象をお持ちになりましたか?」の問いに、「地方紙にも載っていたので安心はしていました。実際にお話して、取り組みの内容やどういった支援が必要かを分かりやすく丁寧に説明いただいたことが、安心して連携できそうだと思えましたし、また、他に支援を求めやすかったです」とお話いただきました。「岡山県での被災経験を踏まえ、クルマ被災について他の自治体へ連携に関するアドバイスをいただけますか?」の問いには、「日本カーシェアリング協会さんの支援は、途方に暮れている住民を勇気づける手段であります。各地の自治体で平時からこうした支援の仕組みを見込んでいくと良いと思います」とお話され、また、「様々な形で岡山県での豪雨災害時、災害直後に被災者を支援しようとする人たちを取りまとめる中間支援組織が活動されました。また、連携の組織であります災害支援ネットワーク岡山が立ち上がっており、こうした動きは各地で広がる傾向にあると思います。各地の中間支援組織でもクルマ被災を支援することを準備する動きがどんどん広がっていけばいいなと思っています」とお話いただきました。
トヨタ自動車 諸留様からは、「トヨタ自動車様が『モビリティカンパニー』とされた経緯について教えていただけますか?」の問いに、「我々が目指す『モビリティカンパニー』とは、世界中の人々の『移動』に関わるあらゆるサービスを提供する会社でございます。自動車産業は今、100年に一度と言われる『大変革の時代』に突入しています。これからの時代、トヨタ単独、クルマ単体では生きていけず、強みを持ち寄り、ともに競争力を高め合いながら協調できる『仲間』が必要と考え活動しています」とお話いただきました。また、「クルマ被災について、自動車に関わる企業としてどう取り組んでいきますか?そして、その活動の成果が会社単独ではなく連携することで高まることはありますか?」の問いに、「南海トラフ地震で大規模災害が発生すると避難所外避難者が全国で多くなることを踏まえ、現在車中泊避難の啓発に取り組んでおります。連携については、自治体との連携も進めており、豊田市の自治体が主催する避難所運営の訓練の中で少しお時間をいただき、クルマの使い方や車中泊避難の注意事項について説明をさせていただくなど行いました。一企業だけでやるのは限界があるので、連携によってメディアさんや市民の方も興味を持っていただけるので、そうした点でも成果が見込めるのではと考えております」とお話いただきました。
オートバックスセブン 黒沢様からは、「企業として、NPOや民間団体と連携するにあたり、社内でどのような議論や意思決定がありましたか?」の問いに、「実際に連携するにあたっては、社内でいくつかの基準を設けて検討を進めました。クルマを軸に活動していることは大前提として、大切にしていたことは大きく3つ。1.『活動型方針が明確であること』2.『活動範囲が全国であること』3.『活動報告をしていただけること』です。この条件を満たす団体が日本カーシェアリング協会さんでした。このような形で意思決定させていただきました」とお話いただきました。また、「連携のメリットは何ですか?」の問いには、「企業が支援しようとした際、現地でどのような活動をするか分からない中で判断するのは時間がかかるのですが、日本カーシェアリング協会さんと連携するということを決めておけば、『日本カーシェアリング協会さんが動けば私たちも動く』というシンプルなジャッジが出来ること、これが非常に大きいことだと思っています。あとは、このよう活動をしようとしたとき、一企業だけで成すことは非常に難しいと思っており、貸出し等の運営は日本カーシェアリング協会さんがやっていただき、私たちの役割として、クルマの提供・運搬・整備と分担することで明確な支援として迅速にどんどん回っていく。これがメリットかなと思います」とお話いただきました。
最後に、当協会吉澤から、本日の議論を受けた感想、そして、企業セクター、自治体との連携で民間団体が目指すべき方向性について問われ、「方向性は、どのセクターも共通で『災害時にクルマで困らない社会にする』ということ、それ以外にないように思います。しかし、自治体や企業、それぞれ単独ではコストもかかりすぎるのでなかなか実現するのは難しいでしょう。逆に、連携さえ行えたら比較的簡単に実現できると考えます。私たち非営利団体の最も重要な役割は、連携しやすい枠組みを整えて案内していくことかなと思います」と話し、本分科会は閉会となりました。
参加者の皆様からいただいたアンケートでは、多くの方から「大変満足」のお声が届き、「連携の重要性を認識した」「連携方法が参考になった」「災害の経験がないと必要に迫られないところがあるが、災害時に備えて考えておくことが大切であると認識した」というご意見が寄せられました。参加者の皆様からのご意見やご感想を参考に、日本カーシェアリング協会は、今後も様々な連携を通じ、全国の災害支援に取り組んでまいります。
【本件に関するお問合せ先】
一般社団法人日本カーシェアリング協会
E-mail: info@japan-csa.org
TEL: 0225-22-1453 FAX: 0225-24-8601
4月のメディア掲載をお知らせいたします。
今月もたくさんご取材いただきありがとうございました。
4月9日 毎日新聞掲載 「地震被害、サポートします」市の支援対象外に対応 福島・相馬
4月15日 佐賀新聞掲載 有明指「愛車にありがとう」
4月29日 河北新報 安全願い自動車整備 石巻専修大生、日本カーシェア協とタイアップ
自然災害が発生すると被災地には、車を失ってしまい生活再建や日常生活を送ることが難しくなってしまう方がいらっしゃいます。
私たち日本カーシェアリング協会は、そのような被災地で車を必要としている方に一定期間車を無償で貸出する活動を行っています。まずは被災された方の声をお聞きください。
被災地に迅速に車を集めるためにできたのが災害時返却カーリースです。普段は安く車を使っていただけますが、いざ災害が発生した時にはその車を返却していただき、返却された車を被災地に運び無償貸出で活用していただけます。動画でも詳細を説明しています。
低年式車両や走行距離が長い車もありますが、貸出前に整備工場にて点検を実施します。
全車禁煙です。
※小型車は貸出可能地域が限られています。
月額リース料金: 軽自動車 10,000円(税別) 小型車 15,000円(税別)
登録手数料・車検費用・自動車税の料金は発生しません。
自動車の任意保険付保必須 日々の日常点検費用は借主自身で負担
交通事故以外での車の修理に関しては協会が費用負担します。
一定金額を超える場合は車の入替で対応します。
*災害発生時にご返却いただく際は、返却をもって契約終了となります。
社名入りのステッカーを車両の側面に張り付けます。社名入りの車が被災地で困っている方の移動を支えていきます。災害時の備えに対して協力的な企業であることを地域に対して発信することができます。(ステッカー代は5,000円)発生します。)不要な場合はお申し付けください。
以下の事由が発生した場合には違約金が発生します。
災害時返却カーリースに関心のある方は以下の方法でお気軽にお問い合わせください。
フォーム(オススメ): https://www.japan-csa.org/blog/contact
メール:info@japan-csa.org
電話:0225-22-1453
(営業時間:9:00-18:00* 土日は対応できるスタッフが不在の場合もございます。)