青森県と災害時における連携協定を締結しました

2023.05.30

5月30日に青森県と「災害時における被災者等の移動手段の確保に関する連携協定」を締結しました。協定の内容は、災害発生時に車の支援を行う際に、支援を行うための場所の確保と被災者への広報を青森県が県内の市町村と連携して協力いただくという内容です。

締結式にて館環境生活部長は、「この度の協定締結は、被災された方々への支援の充実につながるものとして、誠に喜ばしい限りであり、今回のお申し出に、深く感謝いたします。」とご挨拶の中で述べられました。

青森県では昨年の8月豪雨の際に鰺ヶ沢町で鰺ヶ沢町社会福祉協議会と連携して支援活動を行いました。支援を通してできたご縁から、次の災害への備えの取組をしっかり進めることができで本当に良かったと思います。

先日から大きな地震が続き、大型の台風も発生しています。G.W明けから2つの支部設置、災害対応人材BANKプロジェクトの立ち上げ、本件を含めて3つの協定締結を行い、備えの動きを加速させています。今、できることを引き続き取り組んでまいります。

当協会の災害時の連携体制づくりについてはモビリティ・レジリエンス・アライアンスページをご覧ください。

全国4拠点目となる「静岡支部」がOPENしました

2023.05.23

5月22日、晴天の空の下、静岡県富士市に日本カーシェアリング協会静岡支部がOPENしました。

この日はお披露目式を行い、支部設置にご協力いただいた関係者並びに地元でご縁頂いた方々にお集まりいただきました。

 

 

昨年の台風15号支援の時からお世話になっている静岡県社会福祉協議会様。静岡県内で支部設置を検討していたときから相談に乗っていただいており、主催されている支援連絡会でプレゼンの機会をいただいたことが富士市で設置できたきっかけとなりました。

その支援連絡会での発信を受けて、地元で具体的な調整を進めてくださり、候補地をご提案いただいたのが富士市社会福祉協議会様でした。

そして、富士市社協様のご紹介でご縁をいただきましたふじかわコーポレーション様。自社の土地を我々にお貸しいただいたことで静岡支部を設置することができました。

他にも、富士市防災危機管理課様、富士市災害ボランティア連絡会様、こはる行政書士事務所(富士市)山本先生にもご参加いただき、皆様に見守られながら開所することができました。温かい歓迎と期待のお言葉をいただき、こうして静岡での活動をスタートすることができました。

静岡県は令和3年熱海土砂災害、令和4年台風15号と2年連続で災害支援を実施してきました。このたびの支部設置にて、今後静岡近郊で災害が発生した際には、より迅速に支援を行える体制が構築できたと思います。

 

ご協力いただいた皆様に改めて感謝申し上げます。そして、支部設置においてご支援いただいておりますトヨタ・モビリティ基金様、並びにオフィスとして使用させていただくキャンピングトレーラーを無償貸与で協力いただいた特定非営利活動法人キャンパー様にも改めて御礼申し上げます。ありがとうございます。

 

平時からもしっかり静岡支部を盛り上げて、皆様の期待に応えられるように頑張ってまいります。

当日の様子は地元メディアが紹介していただきました。当日の様子など垣間見ていただけます。

・テレビ静岡

・SBSテレビ

・NHK

静岡支部では、各種カーリースの受付を開始しました。静岡近郊の皆様ぜひお気軽にご相談ください。

各カーリースについて詳しくはコチラ

 

《日本カーシェアリング協会 静岡支部》

〒421-3305 静岡県富士市岩淵751−1

TEL:0225-22-1453

問い合わせフォーム: https://www.japan-csa.org/blog/contact

※不在の場合が多いのでお越しいただく際はあらかじめご連絡ください。

※当面の問い合わせは、石巻本部で承ります。

 

日本カーシェアリング協会では、災害時の備えや寄付車を活用した支え合いの仕組みを広めるために支部設置を進めています。協力者と場所が確保できれば積極的に進めていきたいと思っています。当協会を誘致したいと思っていただける自治体・団体・個人の方がいらっしゃいましたらお気軽にご連絡ください。


トレーラーを移動し静岡支部の準備完了

2023.05.21

5月20日に、静岡災害拠点で特定非営利活動法人キャンパー様のご協力で事務所として活用させていただいていたキャンピングトレーラーを、支部を設置する富士市に移動させました。

設置後のキャンピングトレーラー。

今回、3者のサポートを受けてこのトレーラー移動が実現しました。

まずは、災害支援活動に続き、支部設置に関してもトレーラーの無償貸与にご協力いただいたNPOキャンパー様です。
災害の備えと平時の寄付車での支え合い活動をトレーラーで支えていただけることになりました。

NPOキャンパー代表の飯田さん(左)。4月に活動報告で訪問させていただいた際に撮影。NPOキャンパー様のご協力のおかげで静岡支部設置が具体的に推進させることができました。

次にNPOキャンパー様にご紹介いただいた静岡市内のキャンピングカー中古車専門店の「Cheered RV」様。
今回、トレーラーを牽引するヘッド車両をお貸しいただきました。
活動中もトレーラーに関する様々な相談にとても丁寧にのっていただき本当に助かりました。

最後にOPEN JAPANのバンちゃん(萬代さん)です。
技術系支援のスペシャリストであり、牽引免許ももちろん所持していて今回の運搬を快く引き受けてくださいました。

OPEN JAPANのバンちゃんと、Cheered RV様にお借りしたヘッド車両のFJクルーザー。
静岡支部の森さんは機械や建築に関わるキャリアもあり、今回のプロジェクトリーダーとして様々な調整を担当してくれました。Cheered RVの石坂店長やバンちゃんとの打ち合わせなども的確に対応してくれてとても頼もしかったです。森さんが登場する『災害対応人材BANK』の映像もぜひご覧ください。

無事、新支部の場所にトレーラーを運び込むことができました。

静岡支部にトレーラーが届いた様子。


バンちゃんには支部看板設置の設営にも協力いただきました。


事務所としての準備も整いました。

無事電気も付きました。

あとは、22日のOPENを待つのみとなりました。

特定非営利活動法人キャンパー様、Cheered RV様、OPEN JAPANのバンちゃん、他にも今回の車の移動に協力いただいた方々がいらっしゃいます。
ご協力、ありがとうございました。

豊田市にてコミュニティ・カーシェアリング住民及び関係者向け説明会を実施しました

2023.05.19

 5月11日、豊田市と「車の共同利用による地域づくりの支援に関する連携協定」締結式を終えた後、続けて、コミュニティ・カーシェアリングの住民及び関係者向け説明会が「内閣府 地域活性化伝道師」制度にて吉澤が派遣され豊田市役所内にてハイブリッド形式で実施されました。

  

 

 豊田市は愛知県内1位の面積で、その内約7割が森林地域です。車が無いと生活に困難をきたす地域も多いようで、熱心に話を聞かれている様子が印象的でした。

 

 また、会の後半には住民の方からたくさんの質問が寄せられました。時間内では収まらず、説明会終了後も吉澤のもとに話を聞きに来る方が後を絶たず、移動における関心の高さが伺えました。

 

 

 『コミュニティ・カーシェアリング』は、地域コミュニティで車をシェア(共同利用)し、地域を元気にするサークル活動です。東日本大震災の後、石巻市の仮設住宅で始まったこの活動は、今、移動に課題のある地域などに導入されるようになり、全国に広がっています。

  

 実施後のアンケートでも、具体的に導入を検討したいと回答している地域が数地域あるということでしたので、豊田市でもこの仕組みが広がっていくのが楽しみです。