8月9日、当協会は鹿児島県霧島市と姶良市の豪雨被災地を訪れ、現地調査を実施しました。

今回の豪雨の特徴は、夜間に急激な浸水が発生したことです。そのため、避難のタイミングを確保できずに複数台、あるいは所有する全ての車を失った方々が多数見られました。
「車が3台ともダメになった・・・」
被災された方々からお話を伺う中で、そんな辛いお言葉をいくつか聞きました。




浸水被害のあった地域では建物から荷物を出し、片付けをされていらっしゃる方々が多くいらっしゃいました。ただ、断水が続く地域も多く、本格的な片付けはこれからといった様子でした。軽トラックのニーズも高まることが予想されます。
道路やショッピングモールの駐車場で車が立ち往生している様子や、車のドアを開けて乾かしている様子も多く見ました。




次々と車がレッカーされていました。昨日だけで10台以上すれ違いました。



車の被害規模は、実際の台数は私たちも誰も把握できませんが、支援が必要な規模であることは間違いありません。(被害規模が記録に残らず、しっかりとした検証が行われないまま終わってしまうことが、車の被災の大きな課題です)
霧島市と姶良市の市役所と社会福祉協議会とも意見交換をおこなうことができました。

霧島市では現地入りした8日から2日間かけて臨時拠点設置に向けて協議を行わせていただきました。そして、お忙しい中調整頂き、市内に拠点を設置できることになりました。これから更に調整を進め諸々確定し、準備が整い次第、申込受付を開始いたします。
被災され車が必要な皆様、車をお届けできるよう勧めてまいりますので少々お待ちください。
ご協力のお願い
霧島市内で迅速に且つ円滑に支援を行えるために、皆さまのご協力が必要です。
1.架け橋ドライバー(運搬ボランティア)募集
寄付車両を支援現場へ運ぶ「架け橋ドライバー」を募集しています。九州では支部のある佐賀県武雄市、昨年対応した延岡市に多くの車があります。そこから自走で車を運んでいただける方を特に募集しています。それ以外の場所からの運搬もあります。facebookグループで随時募集するので、ぜひご登録お願いします。
[詳細・登録はこちら]
2.現地スタッフ募集
現地で貸出対応を行っていただける臨時スタッフを募集します。
[ご応募はこちら] ※応募を希望する求人の「災害拠点の臨時職員」を選択ください。
《対応いただく際の具体的な条件と内容》
※若干変更となる場合もあります。
形態:当協会の臨時のパートタイムスタッフとしてご協力いただきます。
業務内容:
問い合わせ対応・予約の受付・車の登録・貸渡対応・洗車・車両の運搬など
※車に詳しくなくてもOK。力仕事などもないため体力に自信のない方でも大丈夫。
時給:1000円
時間:1)AM 2)PM 3)終日(8時間程度)
頻度:週3日以上
勤務場所:霧島市役所(調整中)
期間:年内いっぱい
備考:入力程度パソコンを使った業務あり。年齢不問。拠点までの交通費補助あり。
普通自動車免許必須(マニュアル車の運転もできるとよいですが、必須ではありません)
※霧島近郊にお住まいではないが、現地で2週間以上滞在して対応を希望される方は、災害対応人材BANKへの登録いただけると、必要に応じて短期滞在型の協力を募集する場合がございます。ご登録いただけると今後起こる他の災害への対応でも同様のご案内をさせていただきます。[災害対応人材BANKの詳細・登録はこちら]
3.車の寄付募集(活用できる車・活用できない車の両方を募集)
被災者の生活再建や支援活動に活用できる車。そして、車検切れや使用が難しい車も活動資金に変えて支援に役立てることができます。大切なお車が、被災地を力強く支える一歩になります。
[詳細はこちら]
4.クラウドファンディングへの協力募集
災害発生後から迅速に対応するために、クラウドファンディングを実施しておりました。鹿児島での支援活動にも活用させていただきます。10月8日までご支援受付中です。
[ご支援はこちら]