福祉車両レンタで石巻を満喫!

2019.07.09

車いすの人と一緒に車でお出かけできたら…

 

石巻にお住まいの方から「東京から車いすを使う友人が来るんだけど、

 

せっかく来てくれるのだから石巻のいいところを見せてあげたい」

 

という話をいただき、福祉車両のレンタカーを貸出させていただきました。

 

 

経緯をうかがったところ、そのご友人は、10万人に数人と言われる難病

 

『多発性硬化症』(MS)を発症し、基本的には車いすを使って移動しているそう。

 

石巻は車がないと何かと不便な地域なので、

 

案内するにあたり車いすを搭載できる車があったら

 

便利なのになぁと思っていたそうです。

 

 

そこで今回ご案内したのがこの車両。

 

見た目は一般的な軽バンなのですが、車いすに乗ったまま乗車が可能な

 

スローパー付きのタイプの福祉車両なのです。

 

「30kgある車いすの搭載が女性でも楽々できた」と、とっても好評でした。

 

  

乗車の様子                搭乗完了!

 

この福祉車両を相棒に、「日和山」や「いしのまき元気いちば」、「雄勝ロー

 

ズガーデン」、震災の様子を伝える「大川小学校」や「がんばろう石巻!」の

 

看板設置場所など、たくさんの場所を回られたそうです。

 

 

ここでは紹介できないのですが、

 

めぐっている最中に撮られたどの写真も

 

本当にいい笑顔で写っていたのがとても印象的でした。

 

 

車いすであっても、免許を返納してしまっても、

 

誰かの力を少し借りることで行きたいところに行ける。

 

そんな社会っていいですよね。

 

今回の貸出は、忘れかけていた当たり前のことを気づかせてくれました。

 

 

 

ご利用者さまからメッセージを頂きました。

 

 

「こちらこそ思いがけない有難い車両満喫しました。

 

1人でも多くの車椅子の人、そのご家族、友達の方々に

 

このスーパーカーが広まることを願い祈っています」

 

 

 

車いすの友人・家族と一緒にお出掛けに行きたいという方がいたら、

 

いつでもご相談くださいね。

 

 

“スーパーカー”と一緒に皆さんのご利用をお待ちしています。

 

 

最後になりますが、こういったことに気が付くことができたのも、元をたどれ

 

ば福祉車両の寄付を頂いたおかげでした。

 

この“スーパーカー”をご提供いただいた方にも改めて感謝の意を伝えたいと思い

 

ます。ありがとうございました。

 

 

今回ご利用いただいたお客様とスタッフの石渡で記念撮影

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

日本カーシェアリング協会の活動は

皆様からの寄付により支えられています。

いただいた寄付は集まった車を大切に使っていくための維持費や、

支え合いの地域をつくるカーシェアリングの活動費などに活用させていただきま

す。

 

この活動に御賛同いただける方はぜひご支援お願いいたします。

 

今回限りの寄付で応援する方はこちら

 

継続的な寄付で応援する方はこちら

 

車のご利用者さんからのお手紙を紹介します

2019.07.05

車のご利用者さんからお手紙をいただきました。

 

こんにちは。スタッフのけんたです。

 

私たちの支援活動の中の一つに「サポートレンタカー」というものがあります。

 

これは、何らかの事情があって車を持てない方、

 

車がないために就職活動や通勤ができずに困っている方などに

 

期間限定でとてもお安い価格で車を貸し出し、

 

新たな一歩を踏み出してもらえるようなお手伝いをする制度です。

 

 

サポートレンタカーについての詳細はこちら(ページ中段)

 

そのサポートレンタカーを卒業した(就職が決まり別の手段でお車を手に入れる

 

ことができた)方から、車の提供者さんにお礼の手紙を渡してほしい、とお声を

 

かけていただきました。

 

 

今日はそのお手紙を紹介したいと思います。

 

 

 

 

お手紙全文

 

 

************************************

 

 

はじめまして。

 

宮城県石巻市の○○と申します。

 

 

復興住宅に入居する際に車を手ばなし、仕事にも買い物にも不自由をしていた所

 

カーシェアリング協会様のスタッフの方からのお声がけでお借りすることが出来

 

ました。今はグループホームでの介護の職にも就き、行きたい場所へのおで

 

かけも出来る様になりました。

 

私の人生の動きとなるきっかけをたくさん作っていただきました。

 

出会えた事に感謝いたします。

 

 

ありがとうございました。

 

************************************

 

 

 

嬉しいこと

 

 

私がカーシェアの仕事をしていて嬉しい瞬間の一つに

 

車の寄付を受け取るときがあります。

 

車を寄付する理由は様々ですが、

 

「大切に使っていた車をただ売却・処分するのは嫌で」

 

「私の車がカーシェアさんの支援活動を通じて困っている人を助ける。

 

それが私が今できる社会への恩返しだと思って」

 

車の寄付を受け取るとき、そんな気持ちを話してくださいます。

 

そういった思いでいただいた車が、今回の方のように文字通り生活を支える

 

足となり活躍しているのを見ると、本当に嬉しくなります。

 

 

お車に関するお悩みをお持ちの方へ

 

石巻もそうですが、一部の都会の地域を除き、

 

車がないと通勤や通院、買い物など日常生活に支障をきたしてしまいますよね。

 

仕事がなくて就職できないといった悩みを抱えている方、

 

また、そのような方をご存じの方がいたら、一度私たちにご相談ください。

 

 

「困っている人のために使ってほしいから」という思いで

 

私たちに託していただいた寄付車ともに、

 

今回のお手紙を書いてくださった方のように

 

人生の新たな一歩を踏み出すお手伝いをさせてもらえたらと思います。

 

 

 

サポートレンタカーについてのお問合せ先

https://www.japan-csa.org/blog/contact

TEL:0225-22-1453 (営業時間 9:00-18:00)

[免許返納インタビュー]「今はとっても楽しいの」

2019.06.10

今回は「免許手放そうと思ってまず車を手放したよ~」という

市内コミュニティ・カーシェアリンググループの活動に1年程前から参加している

阿部さん(74歳)にお話をお伺いしてきました。

 

[コミュニティ・カーシェアリングについてはこちら]

 

 

右が阿部さん。

お顔をだすのは恥ずかしい、とのことで後ろ姿でのご登場です。

 

 

阿部さんは新潟県のご出身で、石巻へは結婚を機にいらしたそうです。

保険の営業をしており、車でお客様のところを訪問していたそう。

現在は息子さんと二人、復興公営住宅にお住まいです。

 

 

 

ー免許を返納しようと思ったこと、また車を手放したきっかけはなんですか?ー

 

 

ひとつはここの復興住宅に入居して、駐車場が5階の部屋から

隣の棟の遠い位置になって、億劫に感じてきたの。

 

それと仮設から持ってきた家電が8年も経って、そろそろ壊れ始める頃でしょう。

年金も少しずつ減ってきてるし、先々の家計のことを考えると、

車検代の10万円も節約しておきたいなと思って。

なによりここは駅もバス停も近いし、元気なうちは歩いてイオンに行けるし、

カーシェア会もあるから、私も何か人様に迷惑をかける前にと思って、

まずは車を去年の11月の車検で手放しました。

免許は有効期限の再来年8が月までは持つつもりだけど、もう運転することはないでしょうね。

でも50代の頃からゴールド免許なのよ。

 

 

ーカーシェア会の活動はどうですか?ー

 

私はまだ近くのスーパーや病院まで歩けるから日常の外出ではお世話にはなってないけど、

いずれお世話になるわね。

先々のことをあれこれと考えて行動しちゃう私の癖ね。

車がない方がとにかく健康なのよ!!

 

だから、おちゃっこ会と日帰り旅行には参加しています。

みんなでわいわいといろんなところに行けるのが、もうとっても楽しくてね。

カーシェア会に参加して友達もできたのよ。

 

私は石巻にはお嫁に来たから、石巻に身内がいるわけでもないのね。

震災があって、実家の新潟の方からは帰ってこないかって話もあったんだけど、

故郷に錦を飾るわけでもないのに帰れるかー!と思って石巻に住み続けることにしたの。

だから、親も親戚もここの町にはいないけども、今の生活はとっても楽しいの。

 

(松島ツアーで談笑しながら歩く阿部さん)

 

 

もう息子も「いってこい、いってこい」って送り出してくれる。

一緒におこづかいもくれたらいいんだけどね。(笑)

 

 

 

とってもパワフルで明るい阿部さん。

昔から日記と家計簿を毎日欠かさずにつけているそう。

1年前、2年前のこの日は何していた、誰とどこへ出掛けたなどを日記を書いているそうです。

この日記帳にカーシェア会での思い出がどんどん増えていくといいですね。

 

 

カーシェア会の活動は、日常の外出支援だけではありません。

 

おちゃっこ会(サロン活動)を開催してみんなで集まったり、

日にちを決めて乗り合いで買い物に行ったり、季節の花々を見に行ったり、

おいしいごはんを食べに行ったり。

 

楽しみながら活動に参加しているうちに、

いつの間にかその方の周りに助け合いの輪ができているのです。

 

 

「歩けるうちは自分の足で歩く。

 

でも、いずれ歩けなくなったら、その時は乗せてってね。」

 

そんな助け合いを育むカーシェア会の活動を改めて素敵だなと実感しました。

 

 


[コミュニティ・カーシェアリングについて詳しく知りたい方はこちら]

 

[コミュニティ・カーシェアリングの活動を応援したい方はこちら]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[免許返納インタビュー]80歳で返納すると決めてから…

2019.05.19

ここ最近、高齢者ドライバーの事故のニュースが耳に入ってきますね。

確かに事故は痛ましく、亡くなる人がいるならなおさらのこと。

だけど、免許を手放すと生活ができないから、

手放すことができない人がいることも事実だと、

特に、石巻のような車社会の中で生活している私たちは痛感しています。

 

 

実は昨年末、協会のスタッフも赤信号無視の車に衝突される、という事故が発生しました。

 

 

お相手の方は80代後半の方。

 

 

もちろんこういった場面で話題にだしているのですから、

ふたりとも命に係わる重大事故ではなかったのですが、

スタッフは、しばらくは接骨院に通院する、辛い日々を過ごしました。

 

 

そしてお相手の方は、それがきっかけで免許を手放したそうです。

 

普段であれば終わる話なのでしょうが、わたしたちは

 

 

「運転生活の卒業の思い出が嫌な思い出になってしまったね。」

 

 

「その方の身近にコミュニティ・カーシェアリングがあれば…。

きっともう少し早く、免許を手放していたかもしれないよね。」

 

「そしたらスタッフもケガせずにすんだし、家族にも心配かけないことができたね。」

 

 

と、それぞれがこの活動の意義、そして改めて向き合うべき

「免許返納とその後の移動手段の確保」という課題を深く考えるきかっけとなりました。

 

 

 

そこで私たちが行っているコミュニティ・カーシェアリングの活動の中で

「免許返納」という問題とどう向き合っていくべきなのか考え、

すでに免許を返納した方へお話を聞いていくことにしました。

 

 

今回は、石巻市内のコミュニティ・カーシェアリングのグループの活動に参加しており、

2年前に旦那さんが免許を返納をした岩井さんご夫婦(82歳)にお話をお伺いしてきました。

 

 

現在は、奥さんと二人、復興公営住宅で暮らしています。

岩井さんは元々魚屋さんを営んでおり、旧桃生郡全域に

配達をしに行っており、車は仕事、生活の上でなくてはならない存在だったそうです。

 

 

 

ー免許返納をしようと思ったきっかけはなんですか?ー

 

返納したのは平成29年の12月。80歳の時だね。

震災で仙台の子供夫婦のところで暮らすようになって、

便のいいところだったから、そっから運転はしなくなったんだよね。

地下鉄でどこでも行けたから。

だけど震災もあったし、「もしも」のことを考えて運転はしなけども

免許証だけは更新するようにしてたんだ。

80歳で返納しようとは元々思ってたんだけど、

ここの復興住宅に引越してきてからは、バス停もすぐ目の前にあるし、

カーシェア会もできたから、もうなんのも心配なく返納したんだ。

 

 

 

ー移動の不安はなかったですか?ー

 

んん~…やっぱりバスもあるし、カーシェア会もあるし、

「まぁ、なんとかなっぺ」と思って。

今は仙台、東松島、市内に住む子供たちがちょこちょこ来て

買い物だ、なんだかんだで連れてってくれるし困らないね。

 

 

 

 

ー免許返納、カーシェア会への参加など、ご家族の反応はどうでしたか?ー

 

家族全員賛成!

そりゃもう喜んでたよ。

費用的にも助かるからね。

 

 

ーカーシェア会の活動はどうですか?ー

 

わたしは団地会長もやってるんだけど、他の人を見ていると部屋から出るきっかけになってるよ。

おちゃっこ会したり、近場にみんなで出かけたりね。

みんなとあっちこっち行けるのは昔みたいで嬉しいよ。

 

→以前に行ったお出かけの様子。

 

 

今度の気仙沼の大島は楽しみなんだ。

若い頃に行ったっきりだから懐かしいよ。

 

仮設の時と違って、部屋から歩いている人も姿は見えないし、

ドアも重いし、締まると孤独感を感じる。

ここの団地でも4割は高齢者世帯なんだな。

 

だから団地会でカラオケ会したり、花をみんなで植えたり、いろいろやってるよ。

でも大体出てくるのは女の人だね。

元気いいんだ。(笑)

 

 

「買い物行きたい」と思っても、前の日までに頼んでおけば連れてってくれるから助かるよ。

みんなカーシェアには助かってるね。

うちは大体月に3、4回くらい買い物とかで利用させてもらってるかな。

買い物だと荷物重いしね。

買い物は二人で行くんだけど、いつも同じスーパーじゃなくて今回はヨークベニマルだ、次は生協だ、

とかいろいろ行ってる。

 

病院に行く時はバスを使うよ。

大体月に2.3回かな。

あれこれ使い分けて生活してる。

 

と、笑顔で語ってくれた岩井さん。

 

免許を返納してからも、公共の交通機関と

『コミュニティ・カーシェア』をうまく使い分けて

便利に活用しているだけでなく、

お出かけも団地の皆さんと共に満喫されていらっしゃる様子を伺えました。

 

 

 

 

→カーシェア会のメンバーの方の自宅ドアに貼ってあるステッカー。

これがメンバーの証です。

 

 

———–

 

 

石巻市では先日、石巻市長が免許を返納した、ということがニュースとなりました。

 

   [リンク]石巻日日新聞の記事はこちら

 

またその際には市長より

「コミュニティ・カーシェアリングに注目している」

とのコメントもいただきました。

 

わたし達の活動は東日本大震災で車を失った方々への支援活動としてスタートしました。

ですが時は流れ、これから突入する超高齢化社会への備えの一つとして、

地域や行政からの問合せをいただくようになりました。

 

 

 

車がないと生活ができない地域において、

この仕組みが、地域に根付くことによって、

免許を返納してからも安心して住み続けることができるようになれば、と

願い、活動を続けていきたいと思います。

 

 

 

 

***ご協力のお願い***

 

これまで復興予算を主な財源として活動を行ってきた私たちの事業ですが、

復興が進むことに伴って3月で復興財源の委託事業が一つ終了しました。

となり、自主事業や民間助成金に頼らざるを得ない状況となりました。

依然と資金面では課題を抱えています。

 

後も益々復興財源が縮小するため、

活動を継続・発展させていくためにはみなさんの応援が必要です。

 

ご協力をよろしくお願いいたします。

 

   [リンク]ご寄付について

 

 

 

 

 

カーシェアで繋がる家族のおはなし

2019.05.16

日に日に暖かさが増していきますね。

石巻でも朝晩は寒いなと感じますが、ようやくストーブが手放せるようになってきました。

 

 

 

さて、今日はつい先日あったカーシェアを通じて垣間見れた、

家族のお話をみなさんにお伝えしたいと思います。

 

 

 

とある日の朝、石巻出身で震災後、関東に住んでいる方が帰省でレンタカーを借りにいらっしゃました。

手続きで待っているあいだにスタッフの一人が

その方にある写真を見せたところ、涙ぐんでしまわれたのです。

 

 

 

 

その写真に写っていたのは、その方のお母さんとお兄さん。

二人は同じカーシェア会に入っており、お兄さんはボランティアドライバーとして

地域の高齢者の方々の外出支援を手伝っています。

 

もちろんお母さんの外出支援も。

 

 

ある時、カーシェア会で女川にお出かけした際に、

お母さんは「行きたい!行きたい!」と前々から楽しみにしていたのですが、

お兄さんの方はあまり乗り気ではなく、

参加したいという人の割に、運転する人が足りていなかったので

渋々・・・という雰囲気だったそうです。

 

 

そんな中、スタッフが撮影した1枚の写真には親子の愛情が映っていました。

 

 

 

高齢の母を気づかって、手を添える息子。

 

普段の家の様子では決して見ない姿だ、とその方はおしゃって涙ぐまれてしまいました。

なんでも今回の帰省は、お母さんが入院したからだとか。

 

 

お母さん、早く元気になってまた息子さんやみんなとお出かけしましょうね。

 

 

後日、聞いたお話だと、病室でこの写真を見せたところ、

とても喜んでいたそうです。

 

カーシェアを通じて垣間見れた、家族がお互いを思いやる気持ちでした。

 

 

******ご支援のお願い******

私たちの活動を続けていくにはみなさんからのご支援が必要です。

支援のかたちはいろいろ。

貯まっているTポイントやご寄付、マンスリーサポーターとして応援など

あなたに合った無理のない形が選べます。

ご協力よろしくお願いいたします。

[リンク]ご支援のご案内