活動レポート
REPORT

【佐賀支部の地元武雄市で災害時返却カーリースを導入】佐賀は1/3の自治体が導入へ

2026.05.07

今回同行させていただいた佐賀支部の山口です。 

2026年4月、武雄市様に、災害時の車不足解消を目的としたカーリース制度「災害時返却カーリース自治体プラン」を、公用車として2台導入いただきました。これを受け、4月21日に納車式を行いました。 

武雄市様での導入は、県内では7例目、配備台数は累計9台となっています。

佐賀県内には21の市町があります。今回の導入により、県内の3分の1にあたる自治体で導入いただいたことになります。全国的に見ても、佐賀県は特に積極的に導入が進んでいる地域です。 

( 佐賀県納車式の様子) 

武雄市では、2019年の令和元年8月豪雨により、武雄市や大町町など広範囲で水害が発生しました。その際、当協会からも車の無償貸出支援を行いました。 

令和元年8月豪雨貸出しの様子

その後、2020年には佐賀県CSO推進機構からの誘致を受け、武雄市に佐賀支部を開設しました。 

佐賀支部設立) 

そして2021年の令和3年8月豪雨でも、武雄市は再び水害に見舞われましたが、佐賀支部から比較的スムーズに車の貸出支援を行うことができました。 

令和3年8月豪雨無償貸出し支援

私自身も、令和元年、令和3年の水害で被災しました。幸い車への被害はありませんでしたが、自宅は床上1メートルまで浸水しました。

振り返ると、家は大きな被害を受けたものの、車があったことで、買い物に行くことも、親戚を頼ることもできました。もし車がなかったら、自由に動くことができず、生活そのものが非常に困難になっていたと思います。 

こうした経験からも、災害時に車を確保できる仕組みの大切さを強く感じています。 

これまで佐賀支部では、武雄市内でも水害被害を受けやすい地域にある北方小学校で、防災教育を行わせていただきました。子どもたちを通して、私たちの活動や、災害時の車の備えの大切さを知っていただく機会になったのではないかと感じています。 
県内初!「車の防災」授業を武雄市の小学校で開催 浸水した車内からの脱出方法など学ぶ【佐賀県】) 

今回導入いただいた2台のうち1台は、北方中学校で活用される予定です。 

佐賀支部の拠点がある武雄市から、災害時返却カーリースの取り組み、そして「アルパカ」の認知がさらに広がっていくことを期待しています。

納車式では、小松政市長と懇談させていただく機会をいただきました。 

小松市長からは、次のようなお言葉をいただきました。 

「2回の大水害を経て、私たちが痛感したことが2つあります。 

1つは、日頃からの備えが大事であるということ。 

もう1つは、災害に関しては、支え合い、助け合いが何より大事だということです。 

今回導入することで、行政経費の削減だけではなく、全国で災害が起きた時の支え合いの輪に加わることができたというのは、とても大きな意義があると思っています。 

この取り組みがさらに広がっていくことが、日本全体の災害対応力の向上にもつながってくると思いますし、まずは県内に広がっていくことを期待しています。」

また、当協会代表の吉澤からも、 

「拠点を置く武雄市に導入いただけたことを、大変うれしく思っています。」

現在、佐賀県内では市長会などを通じて、各自治体の皆様へこの取り組みをご紹介させていただきました。先週も県内の複数自治体と本件について打合せを行い、災害時の車不足への備えとして、少しずつ関心が広がっていることを感じています。 

( 佐賀県市長会で災害時の車不足への備えの説明) 

さらに、佐賀県内での広がりは県境を越え、今週には隣県・長崎県でも新たな動きが始まる予定です。4月1日から長崎県佐々町でも県内初めての「災害時返却カーリース自治体プラン」を導入いただき、4月28日には納車式を行います。 

地元武雄市での導入をきっかけに、佐賀県内、そして近隣県へと、災害時に車で困る方を減らすための仕組みが広がっていくことを、とても心強く感じています。 

導入にあたりご尽力いただいた各課の皆様に心より感謝申し上げます。 
今後も、市民の皆様のお役に立てるよう、佐賀支部として活動を続けてまいります。 

また、佐賀県内すべての自治体への導入を目指し、災害が起きた際に迅速な対応ができる体制と、支え合いの仕組みの広がりを進めてまいります。 

導入にあたりご尽力いただいた各課の皆様に心より感謝申し上げます。 

この記事を読んでくださっている自治体の皆様にも、公用車の確保に課題を感じている場合や、災害時の移動手段確保に向けた備えの一つとして、「災害時返却カーリース自治体プラン」を知っていただければと思います。 
  

平時から備えておくことは、いざという時に被災地を支える大きな力になります。災害時の移動手段確保を自分ごととして考えていただくきっかけになれば幸いです。 

私たちは、佐賀県内すべての自治体への導入を目指し、災害発生時に迅速に対応できる体制づくりと、県内外へ広がる備えの輪づくりに、引き続き取り組んでまいります。 

佐賀県内の導入自治体

・嬉野市 

・白石町 

・基山町 

・みやき町 

・小城市 

・武雄市 

・佐賀県 

【ご協力のお願い】 

災害時返却カーリース利用者募集 

災害時の車不足に備えるため、平時に利用いただけるカーリースの利用者を募集しています。 

企業の事務用車両や個人のセカンドカーとして利用でき、災害への備えにもつながります。 

災害時には10日以内を目安にご返却いただき、被災地で必要とされる車両として活用します。 

ご協力をよろしくお願いいたします。 

▷詳細はこちら 

●車の寄付募集(活用できる車・活用できない車の両方を募集)  

被災者の生活再建や支援活動に活用できる車。 

そして、車検切れや使用が難しい車も活動資金に変えて支援に役立てることができます。 

大切なお車が被災地を支える力になります。 

▷詳細は こちら 

●架け橋ドライバー(運搬ボランティア)募集 

寄付車両を支援現場へ運ぶ「架け橋ドライバー」を募集しています。 

▷詳細・登録は こちら