活動レポート
REPORT

15年目の3.11

2026.03.11

今年に入ってから、ほとんど石巻にいない。
能登や九州、東京、関西と、あちこち動き回ってきた。

でも珍しく、今週は石巻にいることができた。
3月11日のこの日に、ここにいる。

今日は朝から、災害が起きたときにどう動くかということを詰めていた。
2時過ぎ頃にスタッフとの打合せもひと段落し、海に向かった。

防潮堤を登りきると、いつもの海が見えた。
過去一、キラキラしているように見えた。

そんな海を、私と同じように防潮堤に登ってきた人たちが、等間隔で囲んでいた。

たちまちサイレンが鳴り響いた。
鳴りやんだあともしばらく、海を眺めていた。

「あれ!こんなところで」

防潮堤を降りたところで声をかけられた。
仮設住宅団地でコミュニティ・カーシェアをやってくれていた自治会長さんだった。

一気に、あの頃の感覚に戻った。

そのまま、最近あまり来なくなっていた渡波の町を、
事務所に戻る途中で回り道しながら車を走らせた。
町を眺めながら、いろいろなことが思い出された。

今年から、本格的に大規模災害への体制づくりに取り組む。

先日、記者会見まで開いて、その覚悟を発表した。
今日、地元の新聞社がそのことを大きく取り上げてくれていた。
https://kahoku.news/articles/20260311khn000008.html

もう後には引けない、いや引くつもりはない。
あとは前に進むだけだ。

キラキラした海が、背中を押してくれた。

よし、やるか。



令和8年3月11日
一般社団法人日本カーシェアリング協会
代表理事 吉澤武彦