活動レポート
REPORT

豊田市で2地域目のカーシェア会「スマイル」(平山自治区・平和町自治区カーシェア会)が発足!

2025.05.11

コミュニティ・カーシェアリングの普及促進に関する協定を締結している愛知県豊田市で新たな取り組みが始まりました。すでに活動されている「水源カーシェアさくら会」に隣接する、平山自治区と平和町自治区です。


平山・平和両地区では、先行する水源地区の事例や、昨年9月の豊田市主催「住民主体の共助交通シンポジウム」などを通じて、コミュニティ・カーシェアリングに関心を寄せられてきました。そして、2024年1月からは2地区合同でのテスト運行を開始。この期間中、平山自治区の区長で設立準備会代表の鈴木さんを中心に運営体制の準備が進められました。そして3月30日に「平山自治区・平和町自治区カーシェア会(通称:スマイル)の設立総会が行われました。

立ってご挨拶されている司会の方もボランティアドライバーさん。地域の皆さんの手作りで作られた総会でした

総会には、両地区の会員の皆様に加え、豊田市役所の職員の皆様、地元議員の方々、地元企業、水源自治区の小林区長、そして当協会代表理事の吉澤が出席し、新たな会の門出を祝いました。


設立準備会代表として鈴木区長は設立総会の冒頭の挨拶で、長年模索してきた高齢者の移動支援の方法として、水源地区のカーシェアリングに注目し、豊田市や当協会に相談しながら本会の立ち上げに至った経緯を話されました。「まだ始まったばかりだが、今後会員を増やし、移動の利便性確保と住民同士のつながりを広げ、安心な地域づくりに貢献したい」と強い思いを述べられました。

今回の立役者である鈴木区長が挨拶を述べられる様子(テーブル中央)

来賓の方々からは、温かい祝辞や激励が贈られました。中でも隣の水源地区の小林区長様は、水源さくらカーシェア会が口コミで広がり利用者40名を超えた経験を紹介し、ドライバーが無償でも感謝されることが大きなやりがいになっていて「やってよかった」と思ていると述べられ、「活動を長く続けるためには皆で協力していくことが大事」と伝えました。


初代会長には山田さんが選出され、「お互いの感謝の気持ちを大切に、『スマイル』でこの一年間、皆様と一緒にやっていきたい」と「スマイル」という通称を付けた想いと抱負を語られました。


また、今後の展望として、スマイル会は今年度中に会員数を現在の19名から30名まで増やすことや、温泉ツアーなども含めたお出かけ企画を通じて、移動支援だけでなく住民同士の交流を深めることにも力を入れていく計画が語られました。

山田会長が事業計画について説明している様子

総会は無事スムーズに議案が承認され、最後に記念撮影が行われました。

天気も良く晴れ晴れとした気持ちで総会の日を迎え、そんな皆さんに囲まれ車も嬉しそうに見えました

終了後早速ドライバーさんが、会員を車に乗せてそれぞれの家まで送り届けていらっしゃいました。その手筈もこの3カ月のテスト運行で手慣れた様子でした。そして会員の皆さんもこの活動を喜んでいらっしゃる様子でした。


ドライバーさんが手際よく利用者の皆さんを車に案内されている様子

この活動に大満足な様子の会員の皆さん

当協会は、今回発足した「スマイル(平山自治区・平和町自治区カーシェア会)」が地域に根差し、活動が長く楽しく続けられるよう、今後も皆様に寄り添い、サポートさせていただきます。

車のまち「豊田」で着々とコミュニティ・カーシェアリングの輪が広がっています。この輪をしっかり育むお手伝いも続けてまいります。


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