活動レポート
REPORT

『吉野町カーシェア会』と『カーシェア応援団』

2016.01.02

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【日本カーシェリング協会メールニュースvol.19】2016年1月2日
   ◆『吉野町カーシェア会』と『カーシェア応援団』◆
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新年あけましておめでとうございます。
旧年中は、本当にいろんな方々に支えられ取り組みを進める
ことができました。
そのお一人お一人に心より御礼申し上げます。
さて、昨年の大晦日は午前中に、なかなか納まらない仕事を
なんとか納め、開通してから私にとって初めての仙石線に乗り込んで、
久々に実家の姫路に帰ってきました。
年末まで何をやっていたかと言うと、昨年6月に太陽光発電のみで
電気自動車を充電するシステムを導入し、カーシェアリングを
行っている吉野町復興公営住宅の利用者の方々のお宅を1軒づつ
訪ね、できたばかりの『マグネット』を渡していっていたのです。
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12月27日(日曜日)に、この団地で一つの会が結成されました。
「吉野町カーシェア会」と名付けられました。
IMG_4046.JPG
私達はこれまで、仮設住宅に住む被災者の方々等に、車を貸出し、
それぞれルールを作っていただき活動を行っていただいていたのですが、
あくまでカーシェアリング協会の会員として登録を行い、せいぜい名簿を
作っていただく位で、そのグループに会を結成し、会則や口座を
作り会を運営していただくことまではしていませんでした。
それは、カーシェアリングが充分に浸透していない状態で、しかも
仮設住宅という一時的な避難という状況ではそこまで手間のかかる
手続きに利用者の皆さんにお付き合いいただくのは難しかったのです。
しかし、舞台は復興住宅に移り、そこでは終の住処のつもりで
移り住まれた方々が大半で、活動を継続的にその場所で
維持できる形が必要になりました。
私達は、行政、教育機関、地元住民組織や専門家らで構成された
検討委員会で吉野町復興公営住宅でのカーシェアリングの
取り組みを社会実験として現場の状況をその都度報告しながら
様々な意見交換を毎月行い、現場では毎月利用者インタビューと
定期的なアンケート調査を行い、そして公で交通政策を管轄している
国土交通省と宮城運輸支局や東北運輸局を通して協議を行い
『持続可能な型』を探してきました。
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(検討委員会の様子)
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(住民アンケートの様子)
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(利用者インタビューの様子)
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(東北運輸局との意見交換の様子)
その結論として、そこに住む住民同士がお互いに助け合う互助会として
会を結成し、皆で経費を会費等で賄い、運営していくことになったのです。
そして、そうすることで、その『持続可能な型』にとって、
とても大事な2つのことが実施できるようになるのです。
ひとつは、この活動に尽力してくださっている住民有志は
全てボランティアで関わってくれていたのですが、通信費などの
必要経費はもちろん運営に尽力いただく役員の方々には規定の
手当てを支給することができるようになります。
もうひとつは、私達が「リース契約」をその互助会と結ぶことが
できるようになるのです。
これまで私たちは、貸し出した車について経費実費は
いただいてきたのですが、使用料等の対価を頂いてこないでいました。
仮設住宅で最初に説明会を行った時からいずれこの仕組みは継続の
ために有料化する旨を伝え、了解いただいた上で進めてきたのですが、
ようやくその一歩を踏み出す時が来たのです。
27日の会には10名ほどの方が集い、その前の週に意見を出し合い
方向性を作った会則の内容を確認し、2017年1月1日に会を結成する
こととし、メンバーの証として玄関のドアに貼るための『マグネット』が
配られました。
IMG_4039.JPG
(27日の会合の様子)
IMG_4069.JPG
(配布されたマグネット)
この『マグネット』はいわば雰囲気づくりです。
今まで利用したことがない人でも興味があれば、
「そういえばあの奥さんが利用しているから詳しい話を聞いてみよう」
という雰囲気を団地の中に作れたらいいな、ということです。
私達のトータルデザインを継続してサポートしてくださっている
東京学芸大の正木賢一先生が手掛けてくださったとてもかわいいデザインを
みなさん、とても気に入ってくださいました。
正木賢一研究室
http://www.u-gakugei.ac.jp/~kenichi/
IMG_4060.JPG
(マグネットをドアに掲示している様子)
年の瀬の忙しい時期だったということもあり、27日に会合に
来れなかった方々も多かったので資料持参で訪問して説明し、
マグネットを渡していったのです。
リストで一覧を作ると23名の方が、この活動に関わっており、
10名以上の方々を一軒一軒訪ねていくのは結構大変で、会の代表を
引き受けてくださった最年少60歳の木村さんと手分けして
それを行っていったのです。
この団地にシステムを導入し、カーシェアリングを初めて6ヶ月。
石巻仮設住宅自治連合推進会が市内の復興公営住宅で行った
インタビュー調査ではこの吉野町復興住宅は他の団地と比べても
住民同士のコミュニティが非常に育まれていたという評価を
聞いた時は、本当に嬉しかったです。
【団地内の方々で親睦を図ったEV旅行】
https://www.japan-csa.org/blog/report/activity/2015/10/29/555/
この団地に設置したシステムを中心に据えて市内8か所で
実施した防災訓練においては、EVを活用した一つの防災の
形を作れたのではと思います。
【EVカーシェア防災訓練(石巻市総合防災訓練)】 
https://www.japan-csa.org/blog/report/activity/2015/11/16/556/
ただ、この会がしっかりと運営しながら活動を続けていけるか
ということは、正直最初は厳しいかもしれません。
というのは、役員手当やリース料を支払っていくのは
更なる活用頻度や利用者の増加がなければ、一人当たりの
負担額が大きくなってしまうからです。
そのあたりを理解していただいたうえで
「まぁ、やってみないとわからないので、やってみましょう」
「みんなで呼びかけをやれば、きっとお得に使えるようになるわよ」
といった前向きな言葉が会合の中でポンポン生れていき、
1ヶ月、『まずは始めてみる』ということになったのです。
鳥は 大空の全てを知ってから 飛び始めない
魚は 深海に至るすべてを知ってから 泳ぎ始めない
まずはと 気付いた私達が動き始めた
それぞれに一番ふさわしい
役割と今と場所を得て
バウ
今年は、この「吉野町カーシェア会」をサポートしながら、
地域コミュニティが持続的にカーシェアリングを運営し地域課題を
解決していく雛形を丁寧にここの住民の方と引き続き作っていきたい
と思っています。
そして、私達が着実に積み重ねていっているノウハウを『ノウハウブック』
として整理し(春ごろ完成予定)、それを活用して他地区への転用の
実現や更なる広がりを作りたいと思っています。
☆****    ****    ****    ****☆
さて、ここで新年早々みなさまに一つお願いがあります。
今回、団地の皆さんにお渡ししたマグネットは3種類あります。
1.カーシェアメンバー・・・利用者の方々用
2.カーシェア地域サポーター・・・会の役員や外出支援ボランティアの方々用
3.カーシェア応援団・・・利用しないがこの取組を応援している方々用
3つ目のカーシェア応援団のは、例えば現在カーシェアリングは利用して
いないが、この活動の趣旨に賛同し、会合に参加したり、協力してくださる方々
も団地内にいて、そういう方々にお渡しする用に作成しました。
この応援団のデザインのみ3種類作成し、『ステッカー』を制作しました。
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要はみなさんにこのステッカーを購入して『カーシェア応援団』の
一員になっていただきたいのです。
石巻の吉野町復興公営住宅に「移動」「防災」「コミュニティ」を
支える太陽光発電を利用した電気自動車充電システムを導入する
ために非常に大きな費用が必要でした。
その費用の約8割を企業からの助成や寄付で賄うことができ、ひとまず
社会実験をスタートさせることができたのですが、
残り2割の不足分を賄うために『太陽カーシェア募金』として寄付を
募っています。それが、まだ150万円以上不足しているのです。
【太陽カーシェア募金】
https://www.japan-csa.org/blog/report/please/2015/08/11/552/?1451639195
そこで、コチラのステッカーを販売して、少しでも不足分を賄いたいと
思っています。
1,000円(税込み、送料別)
※直径9cm
※送料は数量に限らず全国一律200円
※お届けは1月中旬頃になります。
【購入先】
http://japancarsharing.cart.fc2.com/
パソコンに、車に、弁当箱に、冷蔵庫に、郵便受けに
自分に、恋人に、家族に、同じ部署の人達に
ぜひ購入して、『カーシェア応援団』になってください。
更に社内や自分のコミュニティで案内して団員獲得に
ご協力頂けると助かります。
※本文が長いため『☆***☆』のあたりから転送いただければと思います。
ステッカーを販売していただける方も募集しております。
イベント用などでグッズを一旦お送りし販売頂いた分のみ
送り返していただくような形でも大丈夫です。
ご購入いただいた方は0.5口として下記のサイトに
名前を加えさせていただきます。(任意です)
https://www.japan-csa.org/blog/report/please/2015/08/11/552/?1451639195
被災地で生まれた助け合いの心と
地球にやさしいテクノロジーで
最高の取り組みを被災地につくるために
ご協力よろしくお願いします!
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 ◆編集後記
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今年は、昨年から本格的に実施した生活再建のための車の貸し出し
サポートを更に拡充させたり、地域コミュニティで行う旅行を
応援する大型車の貸出しサポートや、石巻に移住する方々への
車の貸出し等展開していく予定です。
今回報告できなかった活動も含めて、詳しくは次回以降の
メールニュースやfacebook等で報告してまいります。
軽自動車と7人乗り以上の大型車が不足しています。
もし、周りで石巻で活用してもよい車があったり、
車関連の事業者様でタイアップの可能性がある場合、
ぜひお声掛けください。
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 ◆ご協力のお願い
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【太陽カーシェア募金のご案内】
石巻市内の復興公営住宅に太陽光で電気自動車を充電する設備を導入
するための費用を集めています。
ご寄附(一口1,000円)のご協力よろしくお願いします。
ゆうちょ銀行:記号14370 番号11142661
(店名 四三八 店番438 普通 1114266)
口座名:「一般社団法人日本カーシェアリング協会」
※ご寄附いただいた際、メールもしくは電話にてご一報下さい。
ご支援いただいた方はこちらでご紹介させていただきます。
https://www.japan-csa.org/blog/report/please/2015/08/11/552/
【軽自動車・軽トラック・大型車(7人乗り以上)募集】
被災地で活用させていただく車両を募集しています。
カーシェアリングはもちろん、引っ越しや、就業や、
コミュニティ作りのための貸し出し等様々な地域貢献活動に
活用させていただきます。
【賛助会員募集】
日本カーシェアリング協会では当協会の趣旨に賛同し、賛助会員
として当協会活動を支援してくださる個人や団体の賛助会員を
募集しております。
詳しくはコチラをご参照下さい。
http://www.japan-csa.org/03.html
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◆◇発行元◆◇
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〒 986-0005
石巻市大瓜字鷲の巣45-1仮設大瓜団地集会所内
TEL/FAX 0225-22-1453
E-mail:mail@japan-csa.org
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