私たちが災害現場で支援を行う際、欠かすことのできない強力なパートナー、それが地元の自動車ディーラーの皆様です。 その業界団体である一般社団法人日本自動車販売協会連合会(以下「自販連」)様とは、これまで9つの災害で実際に連携させていただきました。
昨年の能登半島地震の支援においては、活用した車両の約27%にあたる142台を、石川県並びに近郊の自販連各県支部の皆様よりご寄付いただきました。この数字が示す通り、地元の自販連様との強固な連携こそが、迅速かつ確実な支援の要(かなめ)となります。
こうした中、先月と今月、災害への備えを共に考える貴重な機会をいただきました。 10月22日には「自販連関東ブロック 専務理事会議」、11月11日には「自販連長野県支部 経営者会議」にお招きいただき、私たちの活動事例を紹介させていただきました。


重要な議題が並ぶ会議の中で、しっかりとお時間を割いていただいたことに深く感謝申し上げます。参加された皆様は熱心に耳を傾けてくださり、質疑応答でも災害支援のあり方について活発な意見が交わされました。
デジタル化が進み、オンライン会議が日常となった現代ですが、私たちは「直接お会いして言葉を交わすこと」の重要性を改めて感じています。 いつ起こるかわからない災害に備えるためには、いざという時に手を取り合う方々と直接顔を合わせ、想いを共有しておくことが何よりの備えになるからです。
関東ブロックの会議では、その後の懇親会までご一緒させていただきました。各地域の現状について詳細な意見交換ができ、相互理解を深める大変有意義な時間となりました。
今後も、全国各地の自販連様のもとへ直接伺い、災害時の車の支援についてお伝えできればと考えております。「災害時に車でお困りの方々を支えるパートナー」として、連携の輪を広げていければ幸いです。
最後になりますが、今回ホストとして素晴らしい機会を作ってくださった自販連長野県支部の皆様に、心より御礼申し上げます。