活動レポート
REPORT

【令和8年石川・富山豪雨】まずは石川支部(七尾市)で車の無償貸出し支援を開始

2026.09.05

9月4日、令和8年石川・富山豪雨で被災された方や支援活動を行う団体を対象に、石川支部(七尾市田鶴浜)で「災害サポート・レンタカー」(車の無償貸出支援)を開始しました。

今回の豪雨では、石川県羽咋市、中能登町、宝達志水町、富山県氷見市などで車の浸水被害が発生しています。

当協会は今年1月、能登半島地震・豪雨への対応を経て、石川県内での活動を継続するため、七尾市に石川支部を開設しました。

被害の大きかった地域からは少し離れていますが、まずは支部にある車を活用し、一日でも早く支援を始めることを優先しました。

今後は、被害の大きかった地域のそばに貸出拠点を設けることを目指します。

貸出初日には、宝達志水町社会福祉協議会へ軽トラックを貸し出しました。



この車は、災害時に協会から返却いただくことを条件に、平時は地域福祉活動に活用いただく「災害時返却カーリース・社協プラン」で、珠洲市社会福祉協議会にお使いいただいていた車です。

今回の豪雨を受けて返却いただき、宝達志水町社会福祉協議会が設置した災害ボランティアセンターで、被災家屋の片付けや災害ごみの運搬などに活用いただくことになりました。

宝達志水町社会福祉協議会の吉井事務局長は、現場では泥出しや水に濡れた家財の運び出しに軽トラックが必要ですが、社会福祉協議会が所有する軽トラックは1台しかない状況だと説明し、「大変助かります」と話してくださいました。

災害時返却カーリースの仕組みが、早速、社協同士の助け合いに活かされたことを、うれしく思いました。

【羽咋市・中能登町・氷見市などから切実な声】

受付開始後、石川県羽咋市や中能登町をはじめ、県境を越えた富山県氷見市からも申込みが届いています。

申込者からは、

「車が水没し、全損の見込みとなった。避難先と被災した自宅を行き来したり、日常生活を送ったりするための車が必要」

「災害ごみを運ぶ手段がないので、軽トラックを借りたい」

「収入は年金だけで、車を買おうにもローンの審査が通らない」

といった切実な声が届いています。

【次は、被災された方のそばへ】

現在は七尾市田鶴浜にある石川支部で貸し出していますが、羽咋市や中能登町、県境を越えた富山県氷見市など、支部から距離のある地域からも申込みが寄せられています。

車を被災した方に、別の移動手段を確保して七尾市まで受け取りに来ていただくことは、大きな負担です。貸出しの調整を行う中でも、「田鶴浜まで車を取りに行くことが難しい」という声が寄せられています。

また、現時点では地域によって支援情報の周知状況に差があります。車を必要としていても、まだこの支援を知らない方や、貸出場所が遠いため申込みをためらっている方もいると考えられます。

これまでの災害でも、被災地域のそばに拠点を設置し、自治体等を通じて支援情報が広がると、申込みが一気に増えました。現在寄せられている申込みだけで、地域全体のニーズを判断することはできません。

こうした申込みや声を受け、石川支部で貸し出すだけではなく、被災された方のそばで支援を届ける必要性を改めて感じています。

私たちが熊本地震で支援を行った際も、まず熊本支部で貸出しを開始し、その後、より被害の大きかった地域のそばで支援を届けるため、氷川町や八代市に貸出拠点を設置しました。

今回も同じように、一日でも早く被災された方々のそばで車を貸し出せるよう、被害の大きかった地域の自治体等と拠点設置に向けた調整を進めています。

それぞれの地域の状況やニーズ、運営体制を確認しながら、必要な対応を検討していきます。

準備が整い次第、このホームページでお知らせします。




【報道機関にもご紹介いただきました】

貸出開始の様子を、さまざまな地元報道機関にご紹介いただきました。
ニュース動画では当日の様子をご覧いただけますので、ぜひご覧ください。

●ニュース記事

中日新聞
https://www.chunichi.co.jp/article/1306791

朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASV944547V94PJLB004M.html

●ニュース動画

NHK
https://news.web.nhk/newsweb/na/nb-3060024478

テレビ金沢
https://news.ntv.co.jp/n/ktk/category/society/kt0b80a15a23674945bc3ce909d94c7a78

石川テレビ

【支援を届けるための車・活動資金・人手が不足しています】

現在、協会では鹿児島、熊本、千葉、栃木、石川・富山、福井など、全国各地で災害支援を同時に進めています。

石川・富山豪雨では、まず20台を手配していますが、より多くの方へ、より長期間車を貸し出すため、100台体制を目指して追加で80台の車を募集します。

また、車の点検・整備、被災地までの運搬、貸出拠点の設置・運営には、多くの活動資金と人手が必要です。

しかし今、車も、活動資金も、人手も不足しています。

一人でも多くの方へ、一日でも早く車を届けるため、皆さまの力を貸してください。


【車の寄付】

車種を問わず、被災地で活用できる車を募集しています。

車検切れや故障などでそのまま活用することが難しい車も、「リサイクル寄付」として活動資金に変え、被災地支援に役立てることができます。

大切なお車が、被災地を支える力になります。

https://www.japan-csa.org/benefaction/car.php


【活動資金のご寄付】

車を被災地へ運び、安全に貸し出すための点検・整備や、各地の拠点を運営するためには活動資金が必要です。

●クラウドファンディング
「災害は待ってくれない。」被災地に車を届ける備えを、今から。
https://readyfor.jp/projects/japan-csa2026

●Yahoo!ネット募金
https://donation.yahoo.co.jp/detail/4432027


【各地の支援を支える人手が必要です】

●スタッフ募集

各地の災害対応に従事いただけるスタッフを募集しています。詳しくはお問い合わせください。

https://www.japan-csa.org/contact

●災害対応人材BANK

近隣地域で災害が発生し、支援拠点を設置する際に、現地での車の貸出し業務などにご協力いただける方を募集しています。

今回は特に、熊本地震、千葉豪雨、石川・富山豪雨、福井豪雨の被災地近郊で活動できる方を募集しています。

▷災害対応人材BANKについて
https://www.japan-csa.org/blog/archives/3620

●架け橋ドライバー

寄付車両を支援現場へ運ぶ「架け橋ドライバー」を募集しています。

▷架け橋ドライバーについて
https://www.japan-csa.org/staff/volunteer.php

皆さまからお預かりした車とお気持ちを、必要としている方へ確実に届けてまいります。

被災された方のそばで、一日でも早く車を届けられるよう、引き続きご協力をよろしくお願いいたします。

*本支援は、日本財団の助成を受けて実施しています。