活動レポート
REPORT

《千葉豪雨から1カ月》できることを、精一杯。支援を届けるために力を貸してください

2026.09.13

8月13日に発生した千葉豪雨から、1カ月が経ちました。

8月15日に現地入りして被害状況を調査し、8月25日に大網白里市、28日に千葉市、9月1日に柏市に臨時拠点を設置しました。

現在も、被災された方々への車の無償貸出支援「災害サポート・レンタカー」を続けています。

この1カ月、私たちは車を集め、点検・整備し、登録し、千葉へ運び、必要とされる方へ届けるための調整を続けてきました。

ただ、思うように進められていないこともたくさんあります。

もともと鹿児島豪雨、栃木・群馬豪雨、熊本地震への対応を続けており、車が不足していました。さらに、千葉へ運ぶ予定だった車の一部を、その後発生した石川・富山・福井の豪雨支援で使用することになりました。

そのため、平時に「災害時返却カーリース」を利用いただいている皆さまにも、一斉に車の返却をお願いしています。

災害発生前には「災害時返却カーリース」で約130台を利用いただいていたため、返却いただいた車を各被災地へ振り分けながら、車両の確保を進めています。

千葉県庁でも記者会見を行い、関東各地の自動車業界団体にも協力をお願いしました。少しずつですが、車の提供などのご協力もいただき始めています。

一方、車は集めただけでは貸し出すことができません。

点検・整備、登録、保険、現地までの運搬、拠点への配備、そして一台一台の予約調整が必要です。

登録手続きの調整が思うように進まなかったり、限られたスタッフで複数の災害対応を同時に進める中で、ミスやロスが生じてしまったこともありました。

その結果、この1カ月でお届けできた車は、私たちが目指していた数には届いていません。

現在の状況は、

・申込み 796件
・貸出し 48件
・確保・調整できている車 103台
・現地に到着している車 36台

です。

残る約70台について、現在、点検・整備、登録、運搬などを進めています。

お待ちいただいている皆さまには、本当に申し訳なく思っています。

その一方で、ここまで48件の貸出しを行うことができたのも、多くの方々のご協力があったからです。

車をご寄付くださった方、運んでくださった方、自治体や自動車関係の皆さま、現地スタッフやボランティアの皆さま、活動資金をご寄付くださった皆さま。

一台一台の車が、そうした皆さまの力によって被災された方のもとへ届いています。

心より感謝申し上げます。

「やる」と決めたので、やり切ります


今、スタッフたちはとっくに限界を超えています。それでも頑張ってくれています。

千葉で新たに雇用したスタッフや、現地で活動してくださっている皆さんへのフォローも必要ですが、十分に時間を割けていないのが実情です。

活動を続けるために助成金の申請も行っていますが、採択されるかどうかはまだ分かりません。

それでも、車を必要として待っている方々がいます。

だから、今できることを精一杯やっています。

そして、「やる」と決めたので、やり切りたいと思っています。

そのために、もしよかったら、力を貸してください。

車があれば、貸せる車を増やせます。

活動資金があれば、車を点検・整備し、登録し、被災地まで届けることができます。

人手があれば、それらをもっと早く進めることができます。

応援してくださる方が増えるほど、必要としている方へ、より早く車を届けられるようになります。

車に困っている方を助けるには、車を貸す


車を失って困っている方を助けるために必要なこと。

それは、車を貸すことです。

とてもシンプルなことだと思っています。

「レンタカーを借りればよい」「公共交通を使えばよい」と言われることもあります。

ただ、家も被災し、レンタカーを借り続ける経済的な余裕がない方もいます。

公共交通では通勤や買い物、通院、子どもの送迎が難しい地域もあります。

私たちのところへ相談に来られる方の多くが、そうした事情を抱えています。

796件という申込みは、一見多く見えるかもしれません。

しかし、今回の豪雨では、当協会では約3万台規模の車両被害があったと推計しています。算出根拠については、改めて詳しく発信する予定です。

796件は、その3%にも満たない数です。

他に現実的な選択肢がなく、困り果てた末にご相談いただいている方も少なくありません。

私たちが説明するよりも、実際に利用された方の声をぜひ聴いてください。



これだけ各地で災害が続く時代になりました。

災害が起きてから慌てて車を集めるのではなく、必要な時に必要な車をすぐ届けられる環境を、社会としてどう整えていくのか。

少し落ち着いたら、行政、企業、NPOなど、さまざまな立場の皆さんと、そんなことも話し合っていきたいと思っています。

でも、今はまず、目の前で待っている方々へ車を届けることです。

私たちは引き続き、できることを精一杯取り組みます。

どうか、皆さまのお力を貸してください。


《ご協力をお願いします》

1.車のご寄付

被災された方の生活再建や支援活動に使用する車を募集しています。

軽自動車・普通乗用車など、車種を問わずご相談ください。

安全に使用できる車は、点検・整備等を行ったうえで被災地での貸出車両として活用します。

また、車検切れなど直接活用することが難しい車も、リサイクル等によって活動資金に変え、災害支援に役立てることができます。

▶ 車の寄付について
https://www.japan-csa.org/benefaction/car.php


2.支援金のご寄付

一台の車を被災された方へ届けるためには、点検・整備、車検、登録、保険、運搬、拠点運営などの費用が必要です。

資金不足により、点検・整備や車検などを進められず、まだ活用に至っていない車もあります。

現在、以下の方法でご支援を受け付けています。

(1)クラウドファンディング

「災害は待ってくれない。」被災地に車を届ける備えを、今から。
▶ クラウドファンディング
https://readyfor.jp/projects/japan-csa2026

(2)Yahoo!ネット募金

千葉豪雨での車の無償貸出支援へのご寄付を受け付けています。

▶ Yahoo!ネット募金
https://donation.yahoo.co.jp/detail/4432026

(3)クレジットカード・銀行振込

「モビリティ・レジリエンス(災害支援・災害への備え体制づくり)」を使途としてご指定いただけます。

▶ ご寄付について
https://www.japan-csa.org/benefaction/benefaction.php

(4)マンスリー・カーシェアサポーター

災害発生時にすぐ動ける体制を平時から支えてくださる継続寄付です。
月1,000円からご参加いただけます。

▶ マンスリー・カーシェアサポーター
https://www.japan-csa.org/benefaction/supporting.php


3.活動のお手伝い

車だけでなく、人手も不足しています。

(1)千葉拠点スタッフ募集

大網白里市の臨時拠点を中心に、車の貸出し・返却、予約調整、問い合わせ対応、車両管理、登録手続きなどを担ってくださるスタッフを募集しています。

▶ 災害拠点運営スタッフ募集
https://www.japan-csa.org/blog/archives/14535

(2)長期ボランティア

千葉の支援現場で、10日以上活動いただける長期ボランティアを募集しています。

車両の準備や移動、貸出し・返却対応、拠点運営などをスタッフと一緒に担っていただきます。

▶ 長期ボランティア募集
https://www.japan-csa.org/blog/archives/14488

(3)架け橋ドライバー

全国から寄付いただいた車を、必要としている被災地まで運んでくださる「架け橋ドライバー」を募集しています。

千葉へ配備する車についても、これから多くの運搬が必要になります。

▶ 架け橋ドライバーについて
https://www.japan-csa.org/staff/volunteer.php


一台でも多く、一日でも早く。

車を必要としている方の側へ、皆さまから託していただいた車とお気持ちを届けていきます。

引き続き、ご協力をよろしくお願いいたします。