
災害担当の西村です。
2026年6月24日、鹿児島県薩摩川内市では線状降水帯による局所的な豪雨が発生し、住宅113件が被災する大きな被害となりました。
当協会では鹿児島県社会福祉協議会様と連携し、現地の状況確認と支援検討のため、6月27日に現地へ入りました。
初日は薩摩川内市役所様を訪問し、被害状況の共有および当協会の支援内容について説明・意見交換を行いました。地域の被害特性や今後の支援ニーズについて、行政関係者の皆様と認識を合わせる機会となりました。
翌6月28日より、被災地域の詳細な調査を実施しました。


今回の被災地域は地形的に低地となっており、平佐川に通じる用水路が内水氾濫を起こしたことで、広範囲に浸水被害が発生していました。
また、線状降水帯の発生予測が発表されてから約29分後に実際の線状降水帯が発生するなど、極めて急激な気象変化が確認されています。 地域住民の方々への聞き取りでは、「あっという間に家の周りが水に覆われた」との声が多く聞かれました。


さらに、当該地域は公共交通の利便性が十分とはいえず、多くの世帯が生活の移動手段として自家用車に依存している状況で、浸水による車両被害は、単なる物的損失にとどまらず、通院・買い物・通勤など日常生活そのものに直結する深刻な影響を及ぼしていました。
現地では、新築住宅が多く床上浸水に見舞われ、復旧作業に追われる住民の姿も多数確認されました。浸水深は低地部で最大約140cmに達したとされ、生活基盤への影響の大きさがうかがえました。
地域の方にお話しを伺うと、
「もともと田んぼが多い場所を開拓して住宅地にしているので地盤が低いんですが、昔から住んでいらっしゃるお宅はその特性を理解して嵩上げなどをして住まわれている。新しく引っ越してこられた方ほどそれを知らないため、被害が増えてしまったようだ」と話されました。
また、浸水地域内で15~20台程度のレンタカーが確認できました。
自家用車が被災し、「苦肉の策としてレンタカーを借りている」とのことで、車両内部まで浸水している車両については整備工場に入庫中で、修理可能かは結果待ちとのことでした。
車の支援ニーズを確認することができたため、当協会としても必要な支援の実施を決定しました。詳細については準備が整い次第、改めてご報告いたします。
※なお、本調査は日本財団様の「災害発生前後の支援活動に関する助成」のご支援により実施することができています。この場を借りて深く御礼申し上げます。
【現地調査・被害概要まとめ】
災害発生日:2026年6月24日
被害地域:鹿児島県薩摩川内市
被害規模:住宅113件
現地調査:6月27日(市役所訪問・協議)/6月28日(現地調査)
原因:線状降水帯による集中豪雨・内水氾濫(平佐川流域用水路)
浸水深:最大約140cm
気象状況:線状降水帯予測発表から約29分後に発生
生活影響:車両被害は限定的傾向だが生活基盤への影響大
特記事項:ボートによる救助事例あり、新築住宅も床上浸水被害 支援状況:昨年に続き2年連続の鹿児島県内支援
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