9月5日に静岡県牧之原市を中心に発生した台風15号竜巻被害につき
当協会では9月6日に現地を訪れ調査を実施しました。
調査した範囲は牧之原市・吉田町の竜巻被害状況と富士山静岡空港の駐車場浸水被害状況です。
調査では被災エリアを回って住民の方々からもお話を伺いました。
また静岡県社協様や牧之原市社協様と意見交換を行い、必要な支援内容を確認しました。
既に横転した車両などは片づけられていましたが、
倒壊した電柱や瓦が落ち屋根や外壁が吹き飛んだ家も多くありました。
米国などで発生するトルネードと呼ばれる大きな竜巻が一直線に駆け巡るのではなく、
今回は中規模の竜巻が同時多発で各所で発生したイメージでした。
被害を受けた地域は牧之原市細江区、坂部区、静波区並びに吉田町などに点在していました。
損壊部分は濡れており竜巻発生時にも線状降水帯による大雨や雷が同時に発生していたと思われ
被災者の方々は相当怖い思いをしただろうなと感じました。
また電柱が各所で倒壊し電気も使用できない事から照明・炊事・冷蔵庫の食品・風呂など
通常の生活がまったくできず困難な状況下にあると痛感しました。
道路では信号機が動かない事から交差点ではお互いに止まり様子を見ながら走る状況でした。
車のニーズについて住民の方々にお話を伺ったところ
『早く瓦・ガレキなどの除去をしたいが軽トラなどを貸して頂けると助かる』
といった声が多くありました。


富士山静岡空港の第5駐車場でも現地調査を行いました。
ニュースによればこの第5駐車場は満車で500台ですが、
かなりの台数が水没したとの事でJAFに100件以上の救援要請が入ったとの事です。
富士山静岡空港株式会社様に状況確認と支援が必要かどうかのヒアリングを申し入れましたが、
現在被害調査中との事でお話を聞けませんでした。
既に多くの車がレッカーで移動された様子で、到着時も2台積み込み中でした。
ただ、停まっている車両を見ると様々な地域のナンバーだったので、
被災された方々は、一概にこの地域にお住いの方々ではない状況が確認できました。


訪れた地域の状況から、今回の災害では、昨年の宮崎市内での竜巻被害と同様、
水没した車の支援よりもむしろ、瓦やガレキの除去運搬、家屋修繕工事期間中の
家財移動運搬などの軽トラなどの需要が多いと感じました。
現地調査後に牧之原市社協様を訪ね、県社協様も交え意見交換を行いました。
社協様側からガレキの除去が最優先で協会に対し軽トラの貸出要請がありました。
ただ、静岡支部の軽トラックはほとんど九州に運び込みましたので、
残していた最後の1台を早急に貸出手配する事になりました。
軽トラックのニーズが高いことが確認できましたので、
能登で活用していた軽トラックの一部を静岡に運搬できるよう調整を開始しました。
また、水没や竜巻による車を被災した方々も広い範囲にいらっしゃる可能性があると想定しています。
当協会では、現地で軽トラのニーズに対応できるように場所の確保や車の手配の調整しつつ、
取り急ぎお急ぎの方へ対応できるように静岡支部での貸し出しを開始できるように調整を進めることにいたします。
被災者の皆様のお役に立てるよう、支援の準備を開始いたします。
九州をはじめ各地で災害が発生し、支援用の車が不足しております。
円滑な支援のためにも、車の寄付の呼びかけに、ご協力よろしくお願いいたします。
【静岡支部 スタッフ 森政文 記】
【ご協力のお願い】
頻発する災害支援をやり遂げるために、車の寄付、スタッフ・運搬ボランティア、活動資金を募集しています。
いずれも公式HPで詳細を紹介しています。
被災者の生活再建や支援活動に活用できる車。
そして、車検切れや使用が難しい車も活動資金に変えて支援に役立てることができます。
大切なお車が被災地を支える力になります。
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寄付車両を支援現場へ運ぶ「架け橋ドライバー」を募集しています。
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